こんにちは!セキスイハイムオーナーの神下(かみもと@Twitter)です。
ひと昔前は消費税10%だー!などと叫ばれていて、住宅購入を急いだ人もいるでしょう。
が、蓋を開ければまだ8%。焦る必要はなかったのですね。ただ2019年には消費税増税されますが。
とはいえ、世間は空前絶後の低金利時代。長期固定の住宅ローンでも金利1%がザラですから、銀行としては利益の上がりにくい時代です。
逆に住宅を購入する私たちにとっては願っても無い時期到来!
何と言っても、今まで高い金利のせいで購入できなかったような家が購入できるようになるのですから、うれしいことこの上ないですよねー!
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だからと言って、限界ギリギリまで住宅ローンを借りるのはオススメしません!
例えばあなたが、「どうしてもセキスイハイムで建てたい!金利も低いし共働きすればギリ買える!」と思っていたとしても、ギリギリまで住宅ローンを借りては絶対にいけません!
営業マンの甘い罠
住宅メーカーの展示場に行けば、必ず営業マンがついてくれます。最初は親切に、それはそれは懇切丁寧に説明してくれます。
それからトントン話が進んで行き、いざ見積もり取る段階まで行くと、当初想定していた予算よりやや高め。
どうしようかなー、と悩んでいると営業マンがひと言。
「今は金利が低いですし、変動金利なら1%未満ですよ!〇〇さんの年収なら〇〇万円まで借りれますし、ぜんぜん大丈夫ですよ!」
確かに金利は低いし、今は子どもも小さいから専業主婦してもらっているけれど、小学校くらいまで上がればまた働いて貰えばいい。妻の収入で生活費を捻出すれば買えるなー。
と思って、限界ギリギリの住宅ローンを組み、晴れて新築。
最初は新築の匂いを嗅ぎながら、「やっぱ賃貸より気楽だし、落ち着くわ〜」などと思って過ごして行くでしょう。
ですが、ひと月ふた月、半年と経つに従って思うはずです。あれ、お金足りないぞ?
一体何が起きたのでしょう?
賃貸より高い住宅ローン返済
限界ギリギリまで住宅ローンを借りると、おそらくほとんどの人は今の家賃より高くなります。会社によっては家賃補助があるでしょうが、持ち家になるとそれも無くなりますしね。
そうすると、今までは遊ぶお金として使えていた余りのお金がなくなり、でも遊ぶのはやめられなくて、結果毎月の収支が赤字なんてことも。。。
住宅ローンの借り入れ限界は、一般的に年収の3分の1と言われています。
ですが、そんなギリギリ借りてしまうと、突然の出費にも耐えられませんし、住宅ローンの支払いで手一杯で生活にゆとりもありません。
子供が成長すれば学費や習い事でますます出費が増えます。それでも家計は大丈夫ですか?
ボーナス補填も当てにならない
毎月の収支が赤字でも、ボーナスで補填できると考えている人もいるでしょう。ですが、それも難しい!
住宅ローンをギリギリで借りる人の多くは、変動金利、かつ毎月の返済額を抑えるためにボーナス払い併用しがちなんですよね。毎月の返済額があたかも減ったように見えるから。
でもそうすると、毎月の赤字を補填するはずのボーナスですら、住宅ローンの返済で目減りしてしまいます。
もちろん、残ったボーナスから赤字補填できるでしょうが、せっかくのボーナス。家族で旅行でも行きたいですよね?でも、赤字補填で消えてしまっては、ボーナスでプチ贅沢もできません。
半年に一度のボーナスも、単なる住宅ローンの補填金としか使えず、何の楽しみも無くなってしまいます(汗)
共働きも期待しすぎない
とは言っても、子供が大きくなれば空いた時間ができるから、夫婦共働きすればいい。夫の稼ぎでローン返済と生活費を払えれば、妻の収入はマルっと余剰金になるはず。貯金もできるし遊びにも行ける。
と思っていても、現実は甘くありません!
よほどの大企業でなければ産休育休した社員を復帰させることは難しいし、たとえ復帰できても、2人目3人目が産まれれば、また産休育休で収入が減ってしまいます。
それなら子供が全員小学生以上になってからは、思いっきり共働きできる!と考えていても、子供の養育費は想像以上にかかるもの。
一般的に、子供の養育費は大学卒業までに1000万円必要と言われています。私立ならもっと高いです!
子供が3人もいれば3000万円。家一軒分ですよ!!
つまり、住宅ローンに加えて、さらに家一軒分の養育費がかかるわけです。
住宅ローンは夫の収入から支払うとして、それと同額レベルの養育費はどうしますか?夫婦共働きでも、お金が足りなくなりますよね。
背伸びせず住宅ローンは適正額だけ借りよう
住宅ローンを無理してギリギリまで借りて、ボーナスや共働きでなんとかしようと思っても、現実は甘く無いわけです。
持ち家だとこの他にも固定資産税や修繕費などもかかります。
家族が増えれば車も買い換えますよね?自動車ローンを借りれば、さらに借金が増えます。とは言っても毎月住宅ローンの返済でギリギリなら、車を一括で買うお金も貯まらないですし。
つまりは、無理してギリギリの住宅ローンを借りると、返済完了まで家計が苦しいままで過ごすことになります。
繰上げ返済もままならないなら、最長35年間も家計は苦しいまま、ということもありえます。すでに定年ですよね。
定年になれば年金だけで過ごすわけですから、現役時代より収入は減ります。住宅ローンが無くなっても、節約生活というわけです。あとは退職金頼みです。
そうならないためにも、住宅ローンは限界ギリギリまで借りるな!と言うことを考慮して、家を買いましょう!
まずは予算優先。予算オーバーするならグレードを下げるなり、ハウスメーカーを変えるなり、場合によっては中古物件にするという選択肢もあります。
間違っても一生モノの買い物だから、無理してでも良い家を買おう!なんて思わないでくださいね^_^
無理せず適正な予算で家を買う方法
家を買うときの予算は、無理して捻出しても必ず後で後悔します。しかも、家は簡単に手放せないので、住宅ローンを返済しきるまで延々と貧乏生活を送るか、それとも終の棲家を手放して売却金でローンを減らして賃貸生活に戻るか。
いずれにしても、つらい選択をせざるを得ないですよね。
つまり、家を買うときに最も重要なのは「生活に余裕を持った予算で家を買う」ということなんです!
- 毎月の住宅ローン返済
- 電気代、ネット代など固定費
- 食費、衣類など変動費
- 子どもの養育費
などを給料から除いたとしても、月々余裕で貯蓄できるレベルの予算がベストです!趣味があれば趣味に費やせるお金を出せる、お小遣いを数万円レベルでもらえる、そういうイメージで逆算していけば、自然と「毎月住宅ローン返済に使えるお金」が割り出せます。
「一生に一度の買い物だから、節約してでも良い家が欲しい!」
「将来的に夫婦共働きになる予定だから、今返済で厳しくても問題ない」
「今後昇格、昇進していく予定だから、若手の今の給料で返済きつくても何とかなるはず」
という甘い考えだと、定年まで住宅ローン返済地獄に苦しめられますよ!!
車やブランド品の値段に際限が無いのと同じく、家だって良い物を求めれば求めるほど、青天井で価格が上がっていきます。ハウスメーカーの営業はあの手この手で家を買わせようと考えますから、口車に乗せられたら最後、老後まで自由なお金が作れず過ごすことになります。そうなると悲しいですよね・・・。
そうならないためにも、家づくりに最も重要なことは「自分の身の丈に合った予算で買える、最適なハウスメーカーを選ぶ」ことなんです!
高い家が良い家だというのは当たり前です。そういうハウスメーカーを選ぶのはお金がある人だけで十分。
一般的なサラリーマンである私たちは、いかに限られた給料の中から予算を捻出し、その予算内で買える最高コスパのハウスメーカーを探し出せるか?ということが大事になってきます。宝探しみたいなものですね!
狭い日本でもハウスメーカー・工務店はたくさんあります。CM出している有名どころもあれば、地方に根付いたローカルメーカーもあります。地元の小さな工務店だって、無名かもしれませんが良い大工を抱えているかもしれません。
そういう数多のハウスメーカー・工務店の中から、自分の求める新築一戸建てを建ててくれるところ。しかも予算内で。そういうハウスメーカーを探し出さないといけないわけです。
とは言っても、毎週毎週モデルハウスに行くのも疲れますよね?近くにあればいいですが、そうじゃないと遠くのモデルハウスまでわざわざ足を運んでいると、週末土日どこにも遊びに行けなくなってしまいます。
そもそも自分の予算内に納まっているハウスメーカーしか選択肢に入れなくていいのに、手当たりしだいモデルハウスに見学行っていたら、いつまで経っても家を造れませんよ??
良い家づくりのコツは、「いかに効率的に時短で高コスパのハウスメーカーを選べるか」にかかっています。予算が300万円しかないのに、ベンツやアウディのディーラーに行ったって仕方が無いわけ。時間の無駄。
効率的にハウスメーカーを選ぶなら、モデルハウスに赴く前に、まず自分の予算を決め、その予算内で買えるハウスメーカーを選んでおくのが大事です!
オススメの時短方法はインターネット経由でカタログ取り寄せすることです。特にタウンライフのサイトだと建物価格からハウスメーカーを絞り込んでカタログ取り寄せできるシステムがあるので、とても使いやすいです!しかも無料!
もちろん、住みたい土地からハウスメーカーを検索したり、平屋・北欧風などデザインからハウスメーカーを検索することもできますよー。
一個ずつモデルハウスに行くのは一昔前のやり方。スマホでどこでもネットが使えるのだから、まずは自分に合ったハウスメーカーを絞り込んで、そこから取捨選択していくのが賢い人ですね^^
効率的にハウスメーカー選びをして、時短で最良な家づくりを実践しましょう!