住宅ローンを借りる際に必ず通るのが住宅ローン審査です。これは、住宅ローンを借りる人がちゃんと返せるのかを見極めるために銀行が行うものです。
銀行としては何千万と言うお金を貸す訳ですから、途中で返せなくなると銀行にとって損失となります。なので、住宅ローン審査は厳しく判断されます。
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住宅ローン審査がそのまま通れば問題ないですが、通らない場合ももちろんあります。良く聞くのはクレジットカードの返済が滞っている(ブラックリスト)や、公共料金の滞納、収入が不安定な職種などがあります。
特にクレジットカードについては、返済遅延情報はすぐバレますので、気をつけている方も多いと思います。しかし、クレジットカードの返済を滞納していなくても、クレジットカードを複数持っているだけで住宅ローン審査が通らないことがあるそうです。
クレジットカードを持つと発生するモノ
昨今のクレジットカードは年会費無料で作れますので、例えばキャンペーンで数千円のポイントが付くからとりあえず作るかとか、クレジットカード機能が付いたポイントカードだと5%オフで買えるとか、色々なお得制度を利用したいために複数クレジットカードを持っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、クレジットカードを持つと、もれなくキャッシング枠も付いてきて、これが住宅ローン審査に影響することがあるようです。
キャッシング枠とは?
クレジットカードにおけるキャッシング枠とは、いわゆる借金です。ATMから気軽にお金が借りられるシステムで、クレジットカードを作ると例えば限度額100万円などと言うキャッシング枠が付いてきます。
基本的にクレジットカードは使ってもキャッシングは利用しない人が多いかもしれませんが、実はコレが曲者で、銀行はキャッシング枠=いつでも借金できる体制を整えていると見なして、住宅ローンを貸した時のリスクが高いと判断することがあるのです。
キャッシング枠が年収に占める割合が重要
とは言え、クレジットカードを袋持ってても住宅ローン審査を通る人も多いです。私自身、住宅ローン審査を受けた当時、3枚のクレジットカードを持っていましたが、問題なく借りることができました。
重要なのは、年収に占めるキャッシング枠の割合のようです。例えば年収が400万円なのに、クレジットカード3枚持っていて、そのキャッシング枠の合計が300万円分あると、住宅ローンの審査が通りにくくなる可能性があります。
銀行からしてみれば、年収の4分の3相当の金額を手軽に借りられる状況にあるのは相当のリスクです。
もちろん、銀行によってはキャッシング枠の合計など気にしないところもありますし、キャッシング枠は審査基準に含めているけれど今まで借金したことがないならオッケーというところもあります。
しかし、少しでも審査に落とされるリスクを回避するなら、使わないクレジットカードは早めに解約することをオススメします。