ギリシャの金融危機が再燃してきた2015年7月。銀行業務がストップされ、世界同時株安の雰囲気となってきて、景気の雲行きが怪しくなってきています。
そのような状況の中、日本の住宅ローン金利は影響を受けるのでしょうか?住宅ローン金利は上がるのか、それとも下がるのでしょうか?
今回は2015年7月のメガバンク系の住宅ローン金利を見ていきたいと思います。
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みずほ銀行
まずは、みずほ銀行の住宅ローン金利について見ていきます。
みずほ銀行では、固定7年以降のプランで金利引き上げとなっています。引き上げ幅は0.05%です。
興味深いのは、固定20年の住宅ローン金利だけは引き下げられている点です。
三井住友銀行
次に、三井住友銀行の住宅ローン金利について見ていきます。
三井住友銀行では、固定5年プランで0.05%、固定10年プランで0.1%の引き上げとなっています。固定10年の引き上げ幅が大きいのが気になります。
三菱東京UFJ銀行
次に、三菱東京UFJ銀行の住宅ローン金利について見ていきます。
三菱東京UFJ銀行では、固定5年以降のプランで0.05%、10年以降の長期プランでは0.1%もの金利引き上げとなっています。
傾向としては三井住友銀行と同じですが、今までよりも金利引き上げ幅が大きいのが気になります。
りそな銀行
最後に、りそな銀行の住宅ローン金利を見ていきます。
りそな銀行では、固定5年以降のプランで0.05%の金利引き上げとなっています。
三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行よりは引き上げ幅が小さくなっていますが、ここ数ヶ月はゆるやかに金利が上昇しています。
まとめ
以上、今回は2015年7月の住宅ローン金利を見ていきました。
各行とも今月も住宅ローン金利を引き上げており、今年の2月ごろを底に、どんどん金利を上昇させています。
当初固定タイプの住宅ローンでも、短期のものは金利据え置きですし、変動金利もここ半年以上変化していませんので、銀行としては長期的には景気回復を見込んでいるのでしょうか。
短期的には、ギリシャの金融危機など不安材料が目白押しなので、なかなか金利引き上げとまでは行かないのかもしれません。
ただ、ギリシャ問題も6月末あたりから再燃してきましたので、これを受けて住宅ローン金利がどう変わるのかは注視する必要があります。来月の動向に注目です。