三井住友銀行はこの度、住宅ローンを借りるプランに夫婦どちらか死亡で住宅ローンを免除する商品を追加しました。
メガバンクでは初ということで、他のメガバンクも同様のサービスを提供してくる可能性もあります。
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何が嬉しいの?
今までも住宅ローンを借りている人が亡くなった場合に住宅ローンを全額免除するプランはありました。団体信用生命保険と呼ばれる商品です。
これは、住宅ローンを借りている人が亡くなった場合に、保険会社が全額支払ってくれる保険商品です。一般的に民間銀行では、団体信用生命保険を付けることを条件に住宅ローンを貸してくれることが多いです。
この団体信用生命保険の保険料は基本的に住宅ローン金利に上乗せする形で支払います。だいたい0.3%の上乗せが多いように思います。
例えば一家の大黒柱である夫が不慮の事故で亡くなった場合、多額のローンが残ってしまいます。そうなると、残された家族は金銭面で苦労することになりますが、団体信用生命保険に入っていると、このようなリスクを回避することができます。
今までの団体信用生命保険との違いは?
今回の三井住友銀行のプランでは、従来の団体信用生命保険と異なり、夫婦いずれかが死亡した場合でも、住宅ローン残金が保険会社から支払われます。
今までの住宅ローン商品では、夫または妻のどちらかにしか生命保険を付けられなかったため、例えば共働きで何とか住宅ローンを借りられていた家庭の場合、世帯主の夫ではなく妻が亡くなった場合、世帯収入が減ってしまって住宅ローンが返済できなくなるケースもありました。
今回は、夫と妻両方に対して生命保険を付けられるため、このようなリスクを回避することができます。
対象は?
今回の三井住友銀行の住宅ローン商品は、夫婦など二人で住宅ローンを借りることが条件になっています。
なので例えば、妻は専業主婦で夫だけで住宅ローンを借りる世帯では、今回の商品は選べません。そもそも、どちらかの収入だけで住宅ローンを返済できるなら、今回の商品は不要なので当然ですが。
今回はメガバンク初ということですが、これを受けて他のメガバンクや地方銀行にも同様の商品が展開されるかもしれません。共働きが増えてきた昨今では、重宝されるサービスかもしれません。