以前本ブログに「セキスイハイムは欠陥住宅メーカー？」という記事を掲載させて頂きましたが、検索で本ブログにたどり着かれる方が多いようです。
そのため、今回はより詳細にセキスイハイムが欠陥住宅メーカーなのか否かを検証していきたいと思います。
そもそも欠陥住宅メーカーとは？
セキスイハイムが欠陥住宅メーカーなのか否かを検証する前に、欠陥住宅メーカーの定義をしっかりと決めておきたいと思います。
欠陥住宅メーカーとは、以下の条件を満たしているメーカーだと言えます。
- 致命的な欠陥を含む住宅の建築事例が多い
この項目に対して検証していき、セキスイハイムが欠陥住宅メーカーなのか判断したいと思います。
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致命的な欠陥を含む住宅の建築事例
セキスイハイムの致命的な欠陥としては、セキスイハイム近畿の欠陥住宅と、噂の東京マガジンで取り上げられた欠陥住宅の２つが有名です。
噂の東京マガジンの方は、震度7未満の地震だったにも関わらず、セキスイハイムの建物だけ内部の損壊が著しく激しかった事例です。外壁も外れてしまっていたようです。
この事例では、建物自体の欠陥というよりは地盤の弱さが根本的な原因のようでしたが、基本的にセキスイハイムは地盤調査の結果で地盤が弱いことが分かれば、地盤改良工事を行ったり、長い杭を打ち込んで固い地盤まで杭を届かせる工事をします。セキスイハイムの中で地盤改良の基準がありますので、弱い地盤には建築しないのです。
我が家の場合も、最初検討していた土地が地盤が弱かったため、別の土地にしましょうと営業さんが提案してきたくらいです。
そのため、推測ですが、噂の東京マガジンの事例では、
- 地盤改良工事の施工業者の手抜き
- 地盤が弱いにも関わらず施主側が建築を強要
のいずれかだと推測できます。
ただし、1の理由でもセキスイハイムが下請け会社を管理できていないので監督不行き届きですし、2の理由でも建築する以上、建物の耐震性をセキスイハイムが保証しなければなりません。いずれにしてもセキスイハイムに落ち度があったことは否めません。
ただし、噂の東京マガジンには、セキスイハイムの家だという文言はありませんので、噂レベルの話です。信憑性は低いです。
二つ目のセキスイハイム近畿の事例は裁判の判決もありますので、確かな欠陥情報です。
こちらの事例は建物の基礎部分にクラック（亀裂）が入ったもので、原因としては地盤として2mまでは弱い地盤にも関わらず、それ未満の基礎しかなかったためです。
他にも色々と不具合があったようですが、結果としてセキスイハイム側が2000万以上の賠償金を支払うという判決になりました。
こちらの事例はセキスイハイムの欠陥情報として有意ですので、大きな欠陥住宅事例は一件となります。
まとめ
以上、セキスイハイムが欠陥住宅メーカーなのか否かを、上記項目を基準に検証しました。やはりセキスイハイム近畿の欠陥住宅の事例が気になるポイントですね。
ただし、セキスイハイムは年間一万棟もの建築実績がある中で、セキスイハイム近畿の欠陥事例しかないのは大きな利点だと思います。欠陥率は限りなく少ないということだからです。
もちろん欠陥がゼロではないですから、セキスイハイム近畿の事例のように、かなりレアなケースで欠陥住宅を引いてしまう可能性も否めません。しかし、セキスイハイム以外の住宅メーカーであれば安心でしょうか？地元工務店のほうが安心という根拠はどこにあるのでしょうか？
大手ハウスメーカーは、重大欠陥があれば裁判や国から公表されますので、インターネットで調べることができます。でも、無名工務店だと欠陥が取り上げられることさえない可能性があります。
また、欠陥が判明した際に賠償請求しても、財務体質が弱く、賠償金も支払ってもらえず、挙げ句の果てには会社自体が倒産し、今後の保証され無くなってしまうこともあります。
もちろんセキスイハイム近畿の事例は許されざる欠陥でしょうし、その後の対応も良くありませんでした。ただ、大手ハウスメーカーですから、これだけ叩かれて改善していないわけがありません。正しく是正しているからこそ、セキスイハイム近畿の事例以降、重大欠陥事例がないのだと推測できます。
以上のことから、セキスイハイムは欠陥住宅メーカーとは言い難いのではないかと思います。