こんにちは!神下(かみもと@Twitter)です。
皆さんすでにご存じかもしれませんが、住宅ローン、終わるってよ!
まじですか…ビックリですね。
そもそも住宅ローン控除は、住宅ローンとして借りた金額の1%を上限に、払った税金が戻ってくる制度です。
1%なので、例えば住宅ローンとして3,000万円借り入れた場合、30万円を上限に控除されるわけです。
所得税で払った税金のうち30万円分が年末に戻ってくるという、とてもありがたい仕組みなのですね。
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ただ、当たり前ですが、納めた税金が住宅ローン控除上限に満たない場合は、納めた分しか返ってきません。
先の例では、納めた所得税が20万円なら、控除上限が30万円でも20万円までしか戻ってきませんから注意ですね。
そんな便利な住宅ローン控除ですが、期限が2021年12月31日までの入居分までと決まっています!
これは、ヤバいですね(汗)単純に考えれば、2022年以降は住宅ローン控除が受けられないワケですから。。。
2022年以降は本当に住宅ローン控除受けられないの?
これはまだ分からないというのが結論です。
現状、政府からは何のアナウンスもないのです。今の段階で確定しているのは住宅ローン控除は2021年末までの入居者にのみ権利が与えられるということだけ。
ですので、例えば2021年前後、住宅ローン控除に代わる新しい制度ができるかもしれません。または、できないかもしれません。
今のところ確証できる材料がないので、2022年以降の住宅ローン控除については、何とも言えないのが結論です。
住宅ローン控除がなくなる前に家を買うのが良いの?
これは私の意見ではYESです!
やはり住宅ローン控除の恩恵は大きいですからね!!
例えば所得税を年間20万円納めている人が、住宅ローン控除で全額戻ってくるとなると、
20万円 × 10年 = 200万円
戻ってくる計算となります。軽く自動車買えますね!
2022年以降に家を買っても、この200万円は(今の段階では)戻ってきません。新しい住宅ローン控除の制度を政府が作れば話は別ですケド。
2018年6月から数えて、今の住宅ローン控除が終わるまで、残り3年半。しかも住宅ローン控除は家に入居した日が起点となっているので、2021年中に住めないと、現行の住宅ローン控除は受けられません!
新築工事が2021年の年越しまでかかってしまうとアウト!200万円は水の泡と消えてしまうわけですね。
工期が半年と考えれば、2021年の半ばには新築工事開始しないと住宅ローン控除は受けられないでしょう。
また、みんな同じ考えなら、2021年に新築工事が集中するでしょうから、余裕を見て2021年初頭には新築工事したいものです。
ちなみに、自分が今どれくらい所得税を納めているから、源泉徴収票を見ると分かります。以下のサイトが参考になりますので、オススメです。
「源泉徴収税額」という欄ですね。ここの金額までしか住宅ローン控除で返ってこない(正確には住民税もやや減るのですが)ので、住宅ローンの借入金には注意が必要です。
あまり大きな金額借りても、最大限に住宅ローン控除の恩恵は得られませんから。
さらに言えば2018年度中の新築契約がオススメ
皆さんご存じ消費税増税も2019年に控えています。2%の増税は住宅購入にも効いてきます。
例えば住宅が2,000万円なら、
2,000万円 × 2% = 40万円
の負担増となります。建物自体は何ら変わらないのに40万円も増えてしまいます。
しかも、家を買えば家具家電も買いますよね。トータル100万円だとすれば、
100万円 × 2% = 2万円
も消費税で余分に払うことになります。家具家電1個分くらい損しますね。たかが2万、されど2万。
家の買い替えと同時に車も買い換えれば、さらに被害が増えて、車代が300万円なら、
300万円 × 2% = 6万円
も増税します。痛いですね。
という風に、新築にあわせて色々な物が必要になるので、できれば増税前に新築を建てたいものです。となるとオススメは2018年度中に新築契約をすることです。
先の例で、住宅ローン控除と合わせれば、2018年度中に新築契約するだけで、値引き交渉入れずにトータル248万円も節約できます!
もちろん、値引き交渉すればもっと節約できますよ!このあたり値引き交渉のテクニックは以下にまとめていますので、ご参考ください。
ハウスメーカーで値引き交渉するテクニック。数百万円も節約可能です!
貯蓄がないのに購入するのはNG
そうは言っても、十分な貯蓄もないのに住宅を購入するのはNGです。
新築を購入すれば、基本的に毎月の返済額が大きくなります。社宅や寮に住んでいる人、あるいは家賃補助をもらっている人は、毎月の負担が増えます。
そうなると、突発的な出費があったとき、住宅ローンの返済が滞る可能性があります。
ボーナス返済を行う場合も同様です。ボーナスが貰えなくなると終わりですから。
そういう場合にも耐えられる貯蓄を貯めておかないと、いくら頭金なしで購入できるからと言っても破綻してしまうわけです。
家を買うと固定資産税もかかりますし、メンテナンス費用もかかります。毎月の返済だけではない出費もあることを忘れず、ちゃんと貯蓄してから購入しましょう。
頭金は貯めてから購入したほうがいい?
これは賛否あると思いますが、個人的な意見としては頭金為しでも新築購入してOKの立場です。
例えば住宅ローン返済の総支払額。1つは頭金無しで2018年に3,000万円借り入れた場合。もう1つは頭金300万円貯めて2022年以降に2,700万円借り入れた場合。
楽天銀行で、フラット35(1.37%)、元金均等返済で計算。
37,209,472円(3,000万円)→ 7,209,472円
33,488,526円(2,700万円)→ 6,488,526円
と言うことで、差額は720,946円です。
つまり、わざわざ3年かけて300万円貯めた割に、節約できたお金はたかだか72万円ほどです。
これでは、3,000万円借りて住宅ローン控除が貰える方が、圧倒的にお得ですよね。たくさん所得税払っている人なら3,000万円の1%フルに住宅ローン控除が適用できるので、10年で300万円は節約できます。
もちろん2018年度中に契約すれば、消費税増税の影響も受けませんし。
つまり、頭金無しは悪だ!みたいな風潮に流されると、住宅ローン控除が無くなったときに損するわけです。
もちろん、住宅ローンなど組まないのがベストですけどね。3,000万円借りれば700万円は余分な出費ですから。
まぁ一括で家を買える人は限られているので、基本は住宅ローン借りると思います。そのとき、「住宅ローン控除無くなってたー(泣)」みたいにならないよう、今から計画的に住宅購入計画を練りましょう!