こんにちは、神下です。
セキスイハイムで家を建ててから、早いもので10年が経ちました。
家づくりを検討している時、必ずと言っていいほど直面するのが「快適エアリー(全館空調)を入れるかどうか」という悩みですよね。
「あったほうが快適ですよ!」「ヒートショック対策になりますよ!」という営業担当者の言葉を信じて採用した我が家ですが、10年住んだ今の結論を正直に言います。
「快適エアリーは、やっぱりいらなかったな……」
今回は、10年間使い倒したからこそ見えてきた、快適エアリーのデメリットと、なぜ「普通のエアコン」で十分だったと感じるのか、その理由を詳しく解説します。
1. 10年住んでわかった「快適エアリー」がいらない3つの理由
① 電気代のコスパが想像以上に悪い
一番の理由は、やはりランニングコストです。
全館空調という特性上、どうしても電気代が高くなりがちです。昨今の電気料金の値上げも相まって、冬場の請求書を見るたびに溜息が出るほど。。
我が家は20畳のリビングだけ快適エアリーを付けているのですが、冬場の日中は消費電力400W程度。ちなみに現在は市販のダイキンのエアコンを使っていますが、そちらは180Wくらいしか使っていません。つまり市販エアコンの方が電気代半分です!
ちなみに上記グラフは我が家の2026年1月13日の消費電力のグラフです。快適エアリー一切使っていないのが分かりますね笑
「家中どこでも一定の温度」というのは確かに魅力ですが、その分電気代も高いというのはデメリットが大きいかと。例えば快適エアリーから市販エアコンに変えて月4000円浮いたら、夏と冬の6ヶ月で24000円。10年で24万円も違います。
② メンテナンスと掃除の負担が大きい
快適エアリーには、床面に吹き出し口(ガラリ)がありますが、これが意外と邪魔!
- 床のガラリにゴミが溜まる: 掃除機をかける手間が増える
- フィルター掃除: 定期的なメンテナンスが必須
- ロボット掃除機が乗り上げるたびガタガタうるさい
床にガラリ(吹き出し口)があることで、さまざまな障害が発生します。
物は置けないので、ソファやテーブルなども置けず、自然と室内のレイアウトが制限されます。また、ペットがいると吹き出し口の上で粗相した瞬間、多大なクリーニング費用がかかります。
市販エアコンなら吹き出し口が上についているのでそんなことはありません。
また、清掃もセキスイハイムにわざわざ依頼しないといけません。快適エアリーは床下に入っているので自分で清掃もできませんし、市販品ではないのでダスキンのような社外クリーニングサービスも利用できません。結果、セキスイハイムの言い値で清掃依頼しなければならず、高額になりがちです。
③「修理・交換費用」の懸念が大きい
普通のエアコンなら1台数万円〜10数万円で買い替えが可能ですが、快適エアリーのシステム全体を修理・交換するとなると、その費用は桁が変わります。
快適エアリー自体がセキスイハイムが独占して販売しているものですから、市販エアコンのように家電量販店同士で比較して値切るということが不可能です。「言い値」で買わざるを得ない。
そもそも我が家が10年前に快適エアリー1階のみ導入した時の費用が100万円ちょいでした。10年経って現在のインフレの影響を鑑みると、もしかすると150〜200万円くらい買い替えにかかるかもしれません。10年ごとにその費用はかけたくないですよね!
ちなみに我が家が快適エアリーの代わりに購入したダイキンの最安エアコンだと、本体20万円で購入可能。もちろん、取り付け費用込みです。
2. 快適エアリーを「採用しない」という選択肢
もし、10年前の自分にアドバイスできるなら、私は迷わずこう伝えます。
「快適エアリーのオプション代(約60〜80万円)を、断熱性能のアップや、最新の省エネエアコン数台に回しなさい」
今のエアコンは性能が非常に高く、セキスイハイムの気密性・断熱性があれば、リビングに1台高性能なエアコンを入れるだけで、十分に快適な空間は作れます。
そもそも市場というのは、競合他社が切磋琢磨することで製品の性能を向上しつつ、価格が低下するという流れができています。消費者にとっては嬉しい限り。
しかし快適エアリーの場合、セキスイハイムしか作っていないため、その市場論理が働きません。結果、性能もそれほど向上しない割に非常に高額な設備となってしまっています。セキスイハイム的にはさぞかし「オイシイ」設備でしょう。
3. それでも快適エアリーが向いている人は?
否定的なことばかり書きましたが、もちろんメリットがゼロではありません。
- 家中どこでも(廊下や洗面所も)絶対に寒くないのがいい
- 壁にエアコンを設置したくない(見た目重視)
- 予算に余裕があり、メンテナンス費用も気にならない
という方にとっては、最高のシステムだと思います。しかし、「コスパ」や「維持の手軽さ」を重視するなら、慎重に判断することをおすすめします。
まとめ:10年後の後悔を減らすために
セキスイハイムの家自体は、10年経っても頑丈で、非常に満足しています。
しかし、快適エアリーに関しては「高い初期費用+高い電気代+高いメンテナンス費」という3重苦を考えると、やはり我が家には不要な装備でした。。
これからハイムで建てる方は、営業さんの「標準装備のような勢い」に流されず、自分たちのライフスタイルに本当に必要か、10年後のメンテナンス費まで想像して検討してみてくださいね!

