こんにちは!セキスイハイムオーナーの神下(かみもと@Twitter)です。
セキスイハイム新築価格を公開しているように、我が家は2014年にセキスイハイムで新築一軒家を建てた、現役セキスイハイムオーナーです。
当ブログの最初の記事をご覧いただくと、住み始めの頃はセキスイハイムべた褒め!
- 快適エアリー最高!
- 快適エアリー電気代意外と安い!
- 太陽光発電の収入いい感じ!
- タイル外壁でメンテナンスフリー!
- 耐震性めちゃ強!
今見返すと何とも恥ずかしい限りです(汗)
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というのも、ここ最近は「セキスイハイムの家を売却して、他の家を購入しようかな」と考えているくらい、セキスイハイムに嫌気がさしています。
7年も住んでいると、嫌なところがたくさん見えてくるわけですよ。
そこで今回は、「セキスイハイムで新築建てようかなぁ」とか「セキスイハイムなんだか良さげ!」と思っている方に引導を渡すべく、「セキスイハイムはやめたほうが良い10の理由」をご紹介していきます!
現役セキスイハイムオーナーの意見ですから、とても信憑性がありますよっ!
新築検討のご参考にしてみてください。
理由1:価格が高すぎる
ご存知のとおり、セキスイハイムは高価格帯のハウスメーカーです。坪単価60~80万円は当たり前。延床30坪くらいでも2500万円もします。建物だけで、ですよ?
例えば上記写真のセキスイハイム戸建てでも、2000万円以上はかかります。すごく小さそうな見た目ですよね。でもそれくらい高いのです。
一方、同じ費用でローコスト住宅を建てた実例が以下です。
明らかに大きいですよね。実際、この写真の家の延床面積は51坪・重量鉄骨造・4LDKです。豪邸。
セキスイハイムと同じ価格なのに、全然違いますよね?
いかにセキスイハイムが高すぎるか、ということが分かる実例だと思います。
理由2:延床面積が小さくなる
理由1の裏返しですが、価格が高くなるということは、狭い家しか作れないということです。
先ほどの例のように、同じ2500万円でも、
- セキスイハイムで作る:延床面積30坪くらいが限界
- ローコスト住宅:延床面積50坪も夢じゃない
ということです。
同じ予算なら、広い家のほうが絶対的によいですよね!
理由3:間取りの自由度がない
公式サイトでも紹介しているとおり、セキスイハイムは工場生産ハウスメーカーです。
工場生産のメリットは「安定した品質の確保」です。自動車工場もその典型ですね。
逆にデメリットは「規格化された部品しか作れない」ことです。品質を確保するために同じサイズ・同じカタチの枠組みを生産するので、セキスイハイムは間取りの自由度がききません。
例えば、変形地などでセキスイハイムで新築建てようと思っても、対応できないと断られるか、特注品ということで価格が跳ね上がるかのどちらかになります。
こんな感じで、箱を組み合わせた間取り作りになります。木造に比べれば自由度が無いのは明白ですよね。
もちろん、セキスイハイムでも特別な間取りを作ることもできますが、めちゃくちゃ高くなります。私も当時、セキスイハイムの営業さんにそう脅されました(汗)
理由4:インテリアはごく普通
一般的に「高い家=すごいインテリア・エクステリア」というイメージありますよね。一流ホテルのロビーみたいな。
セキスイハイムも安くて2000万円超えるハウスメーカーですから、インテリアもさぞかし高級でしょう?と思うと、めちゃくちゃがっかりします。
こちらは築8年の中古のセキスイハイム一戸建ての実際の写真です。現時点での価格は2680万円。延床24坪の狭めの住宅です。
ふつー、です。本当に普通のインテリア。
むしろ最近の賃貸のほうが良い内装使ってるんじゃない?という雰囲気ですよね。
高いお金払っても、セキスイハイムのインテリアはこのレベルです。まぁ、インテリアに関してはセキスイハイムならではの部分なんて無いですから、市販品の寄せ集めでしかないわけです。
理由5:エクステリアはさらに悲惨
エクステリアはさらに悲惨。
建物価格が高すぎて土地・建物だけで予算オーバーする人が多く、エクステリアは本当に最小限しか施工できないケースが多いです。
我が家も、エクステリアは駐車場のコンクリートと、防草シート&砂利敷きのみ。庭にフェンスすら設置できませんでした。
こちらも中古のセキスイハイム一戸建ての実例です。エクステリアはグダグダですよね。予算オーバーの影響が出ています。
ちなみにガーデンプラスという外構業者さんに500万円支払うと、こんな素敵なエクステリアを作ってくれます。
セキスイハイムより建物価格が500万円低いローコスト住宅を建てれば、エクステリアに浮いた500万円をかけることができます。
こんな感じの、人に自慢したくなるエクステリアも作れるわけですね。
理由6:快適エアリーの効果を感じにくい
快適エアリーと言えば、セキスイハイムの代名詞の1つ。CMでも「あったかハイムが待っている~」と愉快に歌っていますよね。アレ。
とは言っても、機能としては「全館空調+エアコン」。気密性の高さを活用し、家全体を暖めるというコンセプト。
でも、結局はエアコンなので、普通に各部屋に市販のエアコンを付けるのと大差ありません。そのほうが安いですし。
しかも2階に快適エアリーを付ける場合、上記の図のような「2階用ユニット」が必要なので部屋が狭くなります。さらに天井にダクトを通すので、高さも低くなります。
ただでさえ高すぎて狭いセキスイハイムの一戸建てが、快適エアリーのせいでさらに狭くなるという矛盾。
我が家はそれが嫌だったので、普通に2階は快適エアリー無しで市販エアコン使ってます。
理由7:快適エアリーの故障率が高い(我が家のみ?)
我が家だけかもしれませんが、異様に快適エアリーの故障率が高いです。ほぼ毎年なんらか故障してます。
入居4年で快適エアリーが故障!問い合わせから修理完了まで一部始終を紹介
これ以外にも、記事にはしていませんが「快適エアリーの室外機から異音」がしたりと散々。
とりあえず今のところは無償修理対応してくれているので助かっていますが、今後どうなるか不明。
快適エアリーを作っているのが長府製作所というメーカー1社しかないのもデメリット。
故障しても買い替え先が1社しかないのであれば、言い値で買わざるを得ませんからね。値引き交渉不可。普通に市販のエアコンで十分です。
理由8:防音性能が期待できない
セキスイハイムと言えば耐震性と気密性。気密性が高くて頑丈ということで防音性能もさぞかし高いのでしょう、と思われるかもしれません。
それは嘘です。
セキスイハイムでも普通に外の音は聞こえてきますし、室内の声も外に響いてきます。
住宅の防音性能のボトルネックは「窓」です。窓からの音を防がないと防音性能を高めることができません。
いくら構造体が丈夫なセキスイハイムと言えど、窓はごく普通。何もしなければ音は良く聞こえるわけです。
実際、我が家も防音性能良くないですからね。
道路沿い、幼稚園・公園近くで防音性能を重視したいと思っている人には、セキスイハイムは不適です。
理由9:ちょっとしたリフォームができない
これは我が家で実際にあった事例です。
二階のベランダに干した洗濯物に鳥の糞が付くことがあり、ベランダに屋根みたいなものを付けたいと考え、セキスイハイムに問い合わせしました。
きっぱり断られました。
こういうのを後付けしたかったんですけれどね(汗)
セキスイハイムいわく、
- 強度的に後付け屋根は不可
- 壁に穴が開けられない
とのこと。セキスイハイムは軽量鉄骨なので、安易に壁に穴を開けられないんですよね。開けたら強度が下がるのでダメだと。
ちなみにエアコンの室外機用の穴はギリ開けることができます。間取り決めの際に穴開ける位置をちゃんと決めておく必要はありますが。
【体験談】セキスイハイムのタイル外壁に後からエアコン穴を取り付けられるのか?その3
我が家の場合は安物の市販エアコンを選んだにも関わらず、工賃込みで10万円と高額。家電量販店だと取り付け工事込みで5万円とか普通なのに。
同じセキスイハイムでも、人によってはエアコン穴あけに100万円くらいの見積もりを出された人もいるようです(実際このブログ経由で私に相談ありました)
セキスイハイムは融通がきかない家です。
理由10:ぱっと見、格好良くない
言わずもがな。
カクカクしすぎてるんですよね。屋根も一般的な三角じゃないので、外から見ても明らかに狭くて小さく見える。
「これで2000万円超えてるの!?」
そんな感想しか出てこない見た目の家が多いですね。セキスイハイムは。
【秘策】後悔しない新築戸建ての建て方
現役セキスイハイムオーナーである私(かみもと)が、「セキスイハイムはやめたほうがよい理由」を紹介していきました。
ここまでご覧になった皆さまは、セキスイハイムはやっぱりやめとこうかな、と思い始めている頃だと思います。
- セキスイハイム以外だと、どういうハウスメーカーを選べば良いのでしょう?
- これから新築建てたいけれど、なるべく安く・広く・格好良い家を作る方法は?
- 高い買い物なのでできるだけ失敗したくない!
こんなことを思い始めていると思います。
そこで、ここからは「後悔しない新築戸建ての建て方」を紹介していきます!
実際にセキスイハイムで新築注文住宅を建て、色々と失敗している私からのアドバイスですから、かなり信頼度は高いですよ!
1つのハウスメーカーに決めつけないこと
1つのハウスメーカーに決めつけてしまうと、視野が狭くなり盲目的になってしまいます。
営業マンに「御社しか選択肢に無いです!」みたいなことを言ってしまったら最後。めちゃ高い金額を吹っ掛けられます。
ハウスメーカーも、他社にお客を取られないよう努力して値引きしたりするわけなので、最初から自社で決めている客に対し、過度な値引きは提案してきません。
安く新築戸建てを買いたいのでれば、たとえそのハウスメーカーに決めたいとしても、他のハウスメーカーと迷っているふりをすべきです。
様々なハウスメーカーをチェックすること
狭い日本と言えど、ハウスメーカーはたくさんあります。CMで良く聞くハウスメーカーから、地元でしか仕事をしていない工務店まで。
それそれにメリット・デメリットがあり、間取りやデザインも異なるわけです。
そういう違いを実際に見て比較することで、新築戸建てに求める自分の中での優先項目が明らかになってきます。
- できるだけ広い間取りが最優先なのか
- クールでスタイリッシュなインテリアが最優先なのか
- プライベート感あふれるエクステリアが大事なのか
- なるべく安い家がご所望なのか
たくさんのハウスメーカーの実例を見ることで、目が肥えてくるわけです。
- 同じ金額でも間取りがこうも違うものか・・
- 同じ面積だけどこっちのメーカーのほうが広く見える・・
ということも、たくさんの実例を見ていると、気付けるようになってきます。
そういう目を養うためにも、様々なハウスメーカーの建築実例を比較することが大事です。
複数のハウスメーカーで相見積りを取ること
家電量販店では良くやられている方法ですね。同じ液晶テレビでも、ヤマダ電機とビックカメラで価格が異なれば、競い合わせて値引きさせるのが常套手段。
注文住宅でも同じ。複数のハウスメーカーを競い合わせて値引き提案させるのが、安く買うための最大のテクニックです。
当然、間取りや設備が大きく異なるハウスメーカーでの比較は困難です。
軽自動車のダイハツと、高級車のベンツを競い合わせても値引きなんてできませんよね。ダイハツならスズキとかホンダと競わせるべきです。
ハウスメーカーも相応の価格帯同士で比較させないと、うまく値引きを引き出すことができませんので注意。
短時間で効率的に相見積もりする方法
新築戸建てを安く購入するには、複数のハウスメーカーで相見積もりを取ることが大事です。
しかし、ハウスメーカーごとに1つずつ見積もりを取りに行くのはとても大変。
家電のように、量販店に行けばたくさんの商品から比較検討できるものではありません。
- ハウスメーカーの公式サイトを探し、見積もり依頼をする。
- 同じくらいの間取り、設備を入力する。
- 見積もり送付先を入力する。
- 見積もりが送られてくるのを待つ。
という作業を延々と繰り返さないといけません。
しかも、住みたい土地で家を建ててくれるハウスメーカーを探すだけでも一苦労。
大手ハウスメーカーなら日本全国だいたいどこでも建ててくれるでしょうが、それではコスパの良い家は建てられませんからね。
中小ハウスメーカー、地方工務店まで含めれば、かなりの時間がかかってしまいます。
そういう場合に便利なのが、タウンライフで一括で見積もりを取りよせる方法です。
全国600社の注文住宅会社から、希望に沿った間取り・費用で見積もりを取ってくれるサービスです。利用は無料。
私が建てたセキスイハイムはもちろん、積水ハウスのような高価格帯ハウスメーカーから、コスパ抜群のローコストメーカーまで、一括で見積もりお取り寄せが可能です。
特にコロナ禍のご時世、モデルハウスに直接赴くのも躊躇してしまいますよね。
自宅にいながらインターネット経由で簡単に申し込みでき、見積もりが自宅に届けば家族みんなで見比べながら最適なハウスメーカーを決める。
とても便利ですよね!利用しない手はありません。
悪徳ハウスメーカーから見積もりが届いたりしない?
タウンライフに掲載のハウスメーカーは、厳格な国家基準をクリアしたハウスメーカーしか掲載されていません。
ニュースになっているような不良物件を掴まされる心配もありませんね。
勧誘電話がしつこくかかってきたりしない?
私も一度利用したことがありますが、特に勧誘電話が頻繁にかかってくることはありませんでした。
1回くらいはかかってきましたが、「今のところ興味がありません」と回答したら、それ以降かかってこなくなりましたね(笑)
そもそも自分で個別に見積もり取りに行っても電話番号は入力しないといけないので、タウンライフで一括見積り取るのも同じですよね。
個人情報を入力するのが不安・・・(汗)
ネットで個人情報を入力するのに抵抗がある気持ちも理解できます。
その点、タウンライフはセキュリティ対応・個人情報保護の認定を受けているサイトなので、安心できるサイトと言えます。
暗号化というのは、インターネットで入力したデータが第三者に盗聴されないようにしているということです。
プライバシーマークは日本日本情報経済社会推進協会が認定するマークで、その企業が正しく個人情報を保護・管理していることを認定するマークです。2年ごとに更新なので、ちゃんと個人情報を管理できているという証拠でもあります。
ネットの一括見積りを利用しないデメリット
それでもタウンライフのようなネット一括見積りサービスを利用したくないという人もいるでしょう。
ただし、よく考えてみてください。
ろくに相見積もりも取らず、CMで良く聞いたことがあるハウスメーカーだからと言って決め打ちでハウスメーカーを決定してしまうと、想像以上に高い金額を支払うことになりかねません。
- 高価格ハウスメーカーで延床30坪の新築:2500万円
- 同じ広さでローコストメーカーの新築:1500万円
その差は「1000万円」!
ネットで一括見積するかしないかで1000万円も変わってくる可能性があるわけです。1000万円って、すごいお金ですよ!
毎月5万円貯金して17年貯め続けてようやく1000万円ですからね。逆に、1000万円もあれば色々贅沢できますよね。
ちょっとタウンライフで見積もりを取るだけで、大金を節約できるわけです。毎日の食費を切り詰めるとか、1円でも安いガソリンスタンドを探し回るとか、そういうみみっちい節約をするより、コスパの良いハウスメーカーを選ぶほうがより効果的なわけですよ。
利用しない手はないですよね!