2015年も2月に入り、そろそろ来年度の再生可能エネルギーの固定買い取り価格を決定する時期となりました。
固定買い取り制度によれば、買い取り価格は年度ごとに決定されます。政府は先月より2015年度の固定買い取り価格の検討に入りましたが、日本経済新聞によれば「家庭用太陽光発電の固定買い取り価格は現行から2円以上引き下げ」となりそうです。
スポンサーリンク
現状の買い取り価格は1kWhあたり37円となっていますが、この記事によれば、2015年の太陽光発電買い取り価格は「35円以下」となる見込みです。
なぜ買い取り価格を引き下げるのか
政府はここ三年連続で太陽光発電の固定買い取り価格を引き下げています。これは、太陽光発電の設備設置費用が年々下落しているため、買い取り価格を引き下げてバランスを取っているのです。
特に昨年は各電力会社が再生可能エネルギーの買い取りを中断したこともあり、来年度は余計に買い取り価格を引き下げる方向になっています。
家庭用太陽光発電はまだマシ?
家庭用太陽光発電は35円以下となりそうですが、事業者向けの10kW以上の太陽光発電に関しては、2015年度は20円台となりそうです。
10kW以上の太陽光発電になると、固定買い取り期間が20年となりますが、来年度の引き下げ幅はかなり大きく、この状況からすれば家庭用太陽光発電の買い取り価格はまだマシと言えます。