3月も中旬を過ぎ、ソニー銀行の来月分の住宅ローン金利が発表されました。ソニー銀行の住宅ローンは面白く、次の月の住宅ローン金利を、半月前に発表します。今月なら、来月4月の住宅ローン金利を、3月半ばに発表します。もちろん、来月は金利が上がるから今月中に借りるとか、あるいは逆に来月は金利が下がるからもう少し借りるの待ってみようとか、そういう判断ができます。
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一方、ソニー銀行で住宅ローンを借りない方にもメリットはあります。基本的に住宅ローン金利は各行同じような動向です。そのため、ソニー銀行の来月分の金利が上がれば他行も上げますし、下げれば他行も下げるという形です。
今回は、ソニー銀行の2015年4月の住宅ローン金利の動向を見て、来月の金利動向を確認していきたいと思います。
変動金利、当初固定金利
ソニー銀行の2015年4月の住宅ローン金利は以下のようになります。
変動金利は変化なし、当初固定タイプの住宅ローン金利は軒並み引き下げられています。引き下げ幅は0.01%から0.04%程度です。
金利が最も低かった2015年2月に比べるとまだ高いですが、3月では一旦引き上げられた住宅ローン金利が、4月では引き下げられたのは興味深い動向です。
なぜ引き下げられたのか?
先週あたりに、住宅ローンの固定タイプの金利の指標となっている10年国債利回りが0.3%まで低下したことを受け、固定タイプの住宅ローン金利を引き下げたのではないかと思います。
3月20日現在で利回りが0.32%です。ピークだった3月9日の0.46%に比べると大きく引き下げられていますので、住宅ローン金利もそれに伴って引き下げられるのは妥当だと思います。
他行も追随?
おそらく、他行も追随してくると思います。メガバンク系のみずほ銀行や三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、りそな銀行はおおよそ同じような動向で住宅ローン金利を推移させていますので、2015年4月は各行とも金利引き下げに走るのではないでしょうか。
もちろん、来月までまだ一週間少々ありますので、確実な情報ではありません。その辺りをご留意いただいた上で、これから住宅ローンを借りる方の参考になれば幸いです。