前回、前々回と、ネット銀行とメガバンクの住宅ローン金利を見ていきました。
各行とも微妙な差はあれど、基本的には固定タイプの住宅ローン金利が軒並み上昇しているという状況でした。
ご存知の方もいると思いますが、住宅ローンの固定タイプの金利というのは、10年国債の利回りとほぼ連動します。つまり、利回りが上がれば住宅ローン固定金利も上がるし、逆に利回りが下がれば住宅ローン固定金利も下がるという訳です。
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先月までは、この10年国債利回りが低くなっていたので、住宅ローン固定金利も順調に引き下げられていました。ただ、先月半ばくらいから利回りが上がり、昨年12月レベルまで上がってしまいました。その影響で各行とも金利引き上げとなってしまいました。
今回は、残る地方銀行の住宅ローン金利について確認していきたいと思います。
横浜銀行
最初は横浜銀行の2015年3月の住宅ローン金利です。
横浜銀行でも他行と同じく、当初固定5年以上から金利が上がっています。引き上げ幅は0.05%となっています。
千葉銀行
次は千葉銀行の住宅ローン金利を見ていきます。
千葉銀行も当初固定5年以上から金利の引き上げを実施しています。横浜銀行と異なるのは、固定7年以上の金利引き上げ幅が0.1%と大きいことです。
静岡銀行
最後は静岡銀行の住宅ローン金利を見ていきます。
静岡銀行も同様の傾向です。当初固定5年以上から金利を引き上げ、7年以上の固定タイプでは引き上げ幅が0.1%と大きくなっています。この辺りは千葉銀行と同じです。
まとめ
以上、今回は地方銀行の2015年3月の住宅ローン金利を見ていきました。
地方銀行でもメガバンクやネット銀行と同じく、固定金利タイプの金利引き上げが確認されましたので、基本的にどの銀行でも今月の住宅ローン金利は引き上げされていると言えます。
とは言え、前回の記事でも述べましたが、引き上げ後でもまだまだ低金利ですので、問題ないレベルだと思います。4月の住宅ローン金利の動向が気になるところです。