昨年末から住宅ローンの金利がゆるやかに下がっており、これ以上ないくらいの低金利時代となっています。
変動金利においては軒並み1%を切る状況となっており、これから住宅を建てる方にはメリットが大きい状況となっています。
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このような状況ですから、住宅ローンを借りる人のなかで変動金利を選ぶ人の割合が増えているようです。
こちらは、住宅金融支援機構が発表した民間住宅ローン利用者の実態調査の結果です。
これによれば、2014年9月、10月の住宅ローン金利利用者の割合は、変動金利が47.8%、当初固定金利が26.6%、フラット35のような全期間固定型は25.6%となっています。
傾向としては、消費税増税された2014年4月以降、変動金利を選ぶ方が増えていることが分かります。
変動金利のメリットはその金利の安さですから、消費税増税で建物価格が増えた分、月々の返済を減らそうと変動金利を選ぶ方が増えたのかもしれません。
また、住宅金融支援機構のホームページには、これから住宅を買おうとしている方のアンケートも掲載されています。
昨年10月のアンケート結果ですが、やはり今は住宅の買い時だと思っている方が多く、その理由も「住宅ローンが低金利だから」が最も多いです。
今回の結果では、変動金利を選択する方が多いですが、月々の返済が大変でなければ全期間固定型もオススメできます。
変動金利は金利が安いのですが、どうしても将来的な金利上昇のリスクがあります。35年ローンを組んだとして、途中の20年後に今の低金利のままでしょうか。来月の住宅ローン金利もソニー銀行が既に金利上昇を告知しています。
2015年3月の住宅ローン金利は急上昇!?借りるなら2月中がベター
そんな不安があるなら、今の低金利を利用してフラット35のような全期間固定型住宅ローンを借りるのもアリです。
もし変動金利を借りるなら、金利の動きを注意深く監視しておき、急上昇の傾向があったら固定型に切り替えるなどの対応がとれることが必要です。
住宅ローンの返済は長いですから、20年後のことまで考えた上で、変動型にするのか固定型にするのか選択されることをオススメします。