前回はメガバンクの2016年12月の住宅ローン金利を見ていきました。
予想通り、トランプショックの影響で、メガバンクの住宅ローン金利は引き上げとなっていました。それまでは順調に低金利推移していたのに、ここに来ての金利引き上げですから、たまったものではありません。
これから借りようとしていた人も、焦っているのではないでしょうか?
今回は地方銀行の住宅ローン金利を見ていき、全体的な傾向を確認していくのが目的ですが、だいたいメガバンクと変わらない傾向ではあるので、おそらく全般で金利引き上げとなっているでしょう。
ただ、各銀行ごとにどのプランを引き上げるのかは異なってきます。
ですので、自分が借りたい固定プランで金利が据え置かれているような銀行があれば、狙い目とも言えますね。
それでは、地方銀行の住宅ローン金利を見ていきましょう!
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横浜銀行
まずは横浜銀行です。先月は金利据え置きとなっていました当行ですが、今月はさすがに引き上げてくるでしょうね!
今月の横浜銀行は、全固定プランで金利引き上げとなりました!
固定10年までのデータですが、0.05%引き上げられていますね。。。メガバンクでは5年から10年までの固定プランは金利据え置きという銀行もありましたが、地方はやはり厳しいということでしょうか。
千葉銀行
続いては千葉銀行です。こちらも先月は金利据え置きとなっていましたが、この流れに乗るなら今月は期待できないですね。。。
今月の千葉銀行は、固定2年、3年で金利引き上げとなりました!引き上げ幅は0.05%でした。
横浜銀行と異なって、固定5年以上は金利据え置きとなっているところは好印象です。借りる人の多そうなプランで金利据え置きにしておいて、借り手を増やす魂胆かもしれませんね!
静岡銀行
最後は静岡銀行です。先月はなぜか金利を引き下げた静岡銀行ですが、その反動はいかに?
今月の静岡銀行は、全固定プランで金利引き上げとなりました!
しかも、引き上げ幅は最大0.15%という、近年稀に見る引き上げ幅です。
推測ですが、先月調子に乗って住宅ローン金利を下げ過ぎてしまって、今月慌てて損失を取り戻そうと大幅引き上げに踏み切ったのかもしれませんね。
いずれにしても、固定10年未満のプランで0.15%も引き上げるのは異例ですし、ここ2、3年で初かもしれません。
静岡銀行の見積もりの甘さが露呈した12月となりましたね。
まとめ
以上、今回は2016年12月の地方銀行の住宅ローン金利を見ていきました。
全体的には金利引き上げ傾向なのですが、引き上げるプランは各銀行で大きく異なっていました。
特に注意なのは静岡銀行ですね!大幅引き上げに踏み切ったことで、長期金利の読みの甘さがよろしくないですね。
もちろん、引き下げ過ぎてくれたほうが借り手には嬉しいことなのですが、逆に言えば正しく市場動向を把握できない。それが回りまわって銀行経営に悪影響を与えないとも言えませんよね。
今後住宅ローン金利を借りる人は、そのような点にも注意されると良いと思います!