これから新築一戸建てを建てようと考えている人は多いと思います。
何と言っても今は空前絶後の低金利時代です!返済まで全期間固定にしても金利1%以下という銀行もあるのですから、借り手には良い時代です。
これだけ低金利なのだから、頭金無くても今のうちに住宅ローン組んでおいた方がお得なのでは?と思う人もいるでしょう。
実際、もしこれから金利が急上昇したら、確かに頭金貯めるよりも住宅ローン金利の方が高くつくので、早く借りた方がお得ではあります。
ただ、本当に無一文で家が建てられるかと言うと、現実はそう甘くは無いのです。
今回は、家を建てるときに必要な手付金について紹介します!
気をつけないと数百万円も損することもありますので注意です!
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手付金とは?
ハウスメーカーで家を建てる際は、まず見積もりを取ってもらいます。
営業さんと打ち合わせして、ザックリとした見積もりをもらって、「さぁこのハウスメーカーで建てるか!」となったら、契約となるわけです。
ここで、契約する際に発生するお金が手付金と呼ばれるものです。ハウスメーカーによっては手付金が無いところもあるでしょうが、大手ハウスメーカーには基本的に手付金があると思って良いでしょう。
かく言う私も、セキスイハイムで建てたわけですが、この手付金について何も知りませんでした。。。
契約のときにイキナリ手付金が必要ですみたく言われて、「何じゃそりゃー!?」となった記憶が鮮明に残っています(^^;
この手付金、正確な位置づけは各ハウスメーカーによって違うでしょうが、大雑把な意味で言えば、契約に対する保証金です。
契約解除で手付金は戻らない?
ハウスメーカーも仕事ですから、タダで間取り図を作ったりはできません。契約前の見積もりは大体無料ですが、あれはあくまで契約を取るための撒き餌なわけです。
契約完了してからは全てが有料です。
打ち合わせするにしても、間取り図を作ってもらうのも、見積もりを出し直してもらうのも、全てお金がかかります。
そのような人件費にあたる作業についての費用は、基本的に建物価格に含まれているわけですが、契約途中でお客様都合で解約されてしまうと、それまでにかかった人件費などがパァになってしまいます。
なので、途中解約の場合、契約時にもらった手付金を人件費などの費用として充てがうのです。
手付金は各ハウスメーカーで金額が異なりますが、セキスイハイムの場合、土地代の一部と建物代の一部の合計200万円を手付金として支払いました!
めちゃ高いですよね!?途中解約したら200万円が水の泡ですよ。
ただ、途中解約しなければ、そのまま土地代金、建物代金に使われるので、無駄ではないですけれどね。
固定費用での手付金は時代錯誤
とは言え、途中解約で一律200万円持っていかれるのは甚だ疑問です。
確かに契約を途中で解約するお客も悪いですが、そもそも新築の契約は、見積もりもアバウトな状況で契約するのです。
契約後の打ち合わせで、「やっぱりこのハウスメーカーじゃないな」と思うことだってあるわけです。
それなのに、今のハウスメーカーのやり方は、高いお金払わせて、無理やりにでも契約解除させないぞ!という強い姿勢のようにも思います。
そもそも新築の間取りや正確な金額も出ていないのに契約させられるのって、住宅くらいではないでしょうか。
自動車買うときだって、何度も打ち合わせして、それでも他のディーラーの方が条件が良くてそっちで契約したりすることもあります。
おそらく、住宅など建築系はお客の要望によって千差万別の間取りを検討しないといけないので、その分手間がかかるのでしょう。なので手付金貰わないと途中解約で大損するのかもしれません。
ただ、それならそれで、それまでに掛かった費用だけ支払うので良いと思うんですよね。
極論を言えば、契約した2週間後に解約しても、手付金全て持っていかれるわけですから。(ハウスメーカーによっては一部だけになることもあるかもしれません)
お客の囲い込みをしたい気持ちは分かりますが、それによって評判を下げるリスクもあるわけですよね。SNSでいくらでも呟けるわけですから。
個人的には契約解除段階で、それまでかかった費用を計算して負担してもらうのが、あるべき姿のような気がします。
まぁ、本来は契約前にちゃんとハウスメーカーを調べて、途中解約することないくらい調べてから契約するのがベストなんでしょうけれどね(汗