当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています

※(本記事の)金額・内容は一例です

太陽光発電

北陸電力は再生可能エネルギーの申込み状況を随時更新!要チェック

最近話題となっている再生可能エネルギーの新規申し込み回答保留問題。いわゆる買い取り中断問題ですが、北陸電力については現状、買い取り中断してはいません。

しかしながら、再生可能エネルギー、とくに太陽光発電についての接続申し込みは予想以上に多く、近い将来北陸電力についても太陽光発電の新規申し込みを中断せざると得なくなる状況になる可能性が有ります。

北陸電力は自社ホームページにおいて、再生可能エネルギーの申し込み情報を逐次公開しています。今回はこのデータを確認しながら、北陸電力管内での太陽光発電の将来について考察していきたいと思います。

スポンサーリンク

北陸電力の再生可能エネルギー申込み状況

以下は、北陸電力が公開している再生可能エネルギー申込み状況の表です。

北陸電力 再生可能エネルギー申込み状況

北陸電力 再生可能エネルギー申込み状況

この表をみると一目瞭然ですが、太陽光発電の申込みがずば抜けて多いことがわかります。水力・バイオマス・風力については微々たるものですし、地熱についてはほぼゼロです。この結果を見ても、いかに再生可能エネルギーが太陽光に偏っているかがよくわかります。

それでは次に、北陸電力における電力需要供給のグラフを転載します。

北陸電力需要供給

北陸電力需要供給

このグラフの見方を説明します。

まず、一番左の「H26軽負荷期休日昼間需要」というのは、軽負荷期(=各家庭・工場が使用する電気が少ない時期)の電力需要を示しています。平日だと工場で使用する電気が多いため、休日の電力需要のほうが少なくなりがちです。また、昼間に限定しているのは、太陽光発電の供給量が基本的に昼間であるため、同じ時間帯で比較するために「昼間」に限定しています。

 

次に右のほうほグラフに移ります。右の4つのグラフは、北陸電力管内における再生可能エネルギーの接続申し込み量を示しています。4つもグラフがあるので面倒ですが、注目すべきポイントは「右から2つ目のグラフ」です。

これは、再生可能エネルギーの接続(系統連系)済、接続契約申込み済、接続検討申込み済、自他社自流式水力設備量の合計電力です。まず、「再生可能エネルギーの接続(系統連系)済」というのは、既に発電を開始している再生可能エネルギー発電設備の電力供給量を示しており、これは売電開始確定分です。

次に「接続契約申込み済」というのは、申込み契約が完了していて発電開始する前の段階にある再生可能エネルギー発電設備の電力供給量(見込み)を示しています。こちらも申込みが完了していますので、近い将来発電開始して北陸電力が売電していく電力となります。

そして「接続検討申込み済」というのは、これから再生可能エネルギー発電したいので北陸電力に接続できるか問い合わせの申込みをしていて申込み契約完了する前の段階にある再生可能エネルギー発電設備の電力供給量(見込み)を示しています。最近九州電力が中断しているのはまさにこの段階の発電設備のことで、契約申込みに関する回答を保留しているという状況です。北陸電力の場合はまだ買い取り中断していませんので、こちらについても来年以降には発電開始できる見込みの電力となります。

 

上のグラフの右から2つ目の電力合計が、一番左の電力需要と同じくらいのレベルにあるということは、「あまり電力を使わない日だと、再生可能エネルギーの発電供給分と電力需要がほぼ同じ」ということです。やや大げさに言い換えると、再生可能エネルギーだけで北陸電力管内の電力需要を賄えるといっても良いと思います。

そうなると問題になるのは、電力の需要と供給のバランスが崩れてしまい、最悪の場合停電などの障害が発生するということです。そうならないようにするために、電力会社は「新規の買い取り中断」という措置を取って、電力の過剰な供給を回避するのです。

北陸電力の今後は?

先のグラフでもご紹介したとおり、軽負荷時の電力需要と、再生可能エネルギーの発電供給量が同じレベルですので、これ以上の余力はあまりないと言えます。

現状すでに「接続検討申込み済」のものについては、そのまま接続可能となり売電できる可能性があります(上のグラフは接続検討申込み済も含めた発電量となっているため)。ですが、今後新規で申し込む分に関しては、なんとも言えない状況です。

このまま太陽光発電の申込みが増加し続ければ、近い将来北陸電力においても新規の買い取り中断となる可能性が高いと言えます。

新築・既築住宅への太陽光発電はどうなる?

10kW未満の太陽光発電の場合は、基本的に余剰売電、すなわち「自宅で発電した電気を自宅で使い、余った電気を電力会社に売る」というスタンスですので、新築向けの太陽光発電や、既存の住宅への太陽光発電の追加については、買い取り中断するようなことはないかと思われます。

余った分だけ売るので、新規申し込みが急増したとしても、事業で太陽光発電を行っている設備よりも電力供給量は少ないので、個人で太陽光発電をやる分には買い取り中断の影響は少ないと言えます。

ただし、来年度以降は買い取り価格が下がりますので、もし現在北陸電力管内で太陽光発電を検討している方はお早めに申込み完了させるのが良いと思います。

北陸電力では逐次、再生可能エネルギー申込み状況を公開していますので、定期的にチェックすることをお勧めします。

北陸電力ホームページ
※トップページのTOPICSの「再生可能エネルギー申込み状況を掲載しました」というリンクです。

-太陽光発電
-

© 2024 SepHeim セキスイハイム新築ブログ Powered by AFFINGER5