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太陽光発電

2015年度の10kW以上太陽光発電の買い取り価格は20円台!?

2014年10月から九州電力、東北電力、四国電力、沖縄電力、北海道電力の各社が新規の再生可能エネルギーの買い取りを事実上中断している問題で、政府が来年度の太陽光発電固定買い取り価格を20円台にする可能性が高いことが分かりました。

買い取り価格20円

[日本経済新聞]太陽光発電、買い取り20円台に 再生エネ偏り是正

現状の買い取り価格は?

ところで、現状の太陽光発電の買い取り価格はいくらなのでしょうか?以下は、各再生可能エネルギー買い取り価格の表です。

2014年度買い取り価格

2014年度買い取り価格

これを見ると、2014年現在、10kW以上の太陽光発電の固定買い取り価格は「32円+税」となっていますが、今回の発表では20円台になるとのことですので、今の価格よりも少なくとも3円以上の引き下げが濃厚といえます。

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来年度に設置するといくら損?

2014年度に太陽光発電設備を稼働できず、来年2015年度に運悪く延びてしまった場合は、いくら損するのでしょうか?

10kW以上の固定買い取り期間は20年、買い取り価格は2014年度は32円、2015年度を想定で29円とします。そうすると年間の発電量は変わりませんので、年間発電量はおおよそ1万kWとなります。

この前提のもと、固定買い取り期間が終了する20年後までにもらえる発電収入を比較したのが以下のグラフです。

配電収入の推移このグラフによれば、まったく同じ10kWの太陽光発電システムであっても、2014年度中に発電開始するのと、2015年度に発電開始するのとでは、20年後にもらえる売電収入がおよそ60万円も違ってきます。

設備は変わらないので、設置費用は2014年でも2015年でもほぼ変わらないと思いますので、2015年度に発電開始してしまうだけで60万円もの損失となってしまいます!

この試算は10kWの太陽光発電システムの例ですが、もっと発電容量の多い設備であれば、損失は比例して大きくなります。

また、上記の試算は2015年度の固定買い取り価格が29円であることを前提に行っていますが、現状判明している情報では「20円台」ということですので、28円、27円ということもあり得ます。そうすると上記試算よりさらに損失が大きくなる可能性があります。

10kW未満の太陽光発電システムは?

今までは10kW以上の、主に事業者向け(一部住宅向けでも最近は10kW以上の太陽光発電システムは搭載できますが)の話ですが、一般家庭に多い10kW未満の太陽光発電について2015年度固定買い取り価格はどうなるのでしょうか?

もともと太陽光発電に偏重していた再生可能エネルギーで、かつメガソーラーのような事業者向け大容量太陽光発電の乱立が招いた買い取り中断問題ですから、10kW以上の太陽光発電を抑制するため買い取り価格を大きく引き下げるのが主目的だと思われます。

そのため、10kW未満の一般家庭の太陽光発電については、10kW以上の太陽光発電のような大幅な引き下げはないかもしれません。

とはいえ、一般家庭も含めて太陽光発電に偏りすぎている現状を鑑みると、一般家庭向けの太陽光発電の買い取り価格も引き下げられる可能性は高いです。

10kW以上で20円台ということなので、少なくとも3円以上は引き下げられます。それを考慮すると、10kW未満の太陽光発電買い取り価格は、少なくとも32〜35円の間まで引き下げられる可能性があります。

これから太陽光発電を行おうと考えている方は、来年度の買い取り価格に注意して、参入是非を検討されることをオススメします。

 

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