買い取り再開は1月中旬のはず・・・
九州電力をはじめとする電力会社による再生可能エネルギー買い取り中断問題ですが、2014年12月の時点では、政府が主体となり固定買い取り制度の新ルールを取りまとめていました。
新ルールは予定では2015年1月には展開され、それを起点にして九州電力、東北電力、北海道電力、四国電力、沖縄電力の各社は再生可能エネルギーの買い取りを再開する予定でした。
しかし、2015年1月22日現在、まだ新ルールの施行は行われておらず、その結果、電力会社は再生可能エネルギーの買い取りを中断したままとなっています。
現段階で新ルールの施行が遅れている理由は不明ですが、すでに月末となっている状況ですから、1月中の買い取り再開は不可能と言えます。
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再開が遅れた場合のデメリットは?
再生可能エネルギーの買い取り再開が遅れることは確実ですが、それによる影響はどのくらいあるのでしょうか?
もっとも大きな影響は「再生可能エネルギー固定買い取り価格の引き下げ」です。
基本的に再生可能エネルギー固定買い取り制度では、買い取り価格は年度末までに決めて、年度始めから適用されるルールとなっています。
2014年度は2015年3月末までですから、すでに年度末近くなっています。政府も来年度の買い取り価格の検討を始めていますので、買い取り再開が遅れると価格の高い2014年度の買い取り価格を適用できず、引き下げ後の価格となってしまう可能性があります。
特に買い取り中断問題で太陽光発電の認定待ちしている事業者が多いので、申請にも時間がかかります。買い取り再開が遅れるほど、今年度中の認定は不可能となってしまいます。
こらから再生可能エネルギー、とくに太陽光発電を検討している方は、今後の動向に注目です。