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太陽光発電

太陽光発電と蓄電池のセットで売電価格が低下?気をつけたいポイントとは?

太陽光発電を含めた再生可能エネルギー固定買い取り制度が始まって2年以上が過ぎましたが、昨年2014年は太陽光発電にとって波乱の年となりました。

九州電力を始めとする電力会社5社が、再生可能エネルギーの新規買い取りを中断したのは、記憶に新しいところです。

その後、政府主体で固定買い取り制度の新ルールを定めることで、2015年1月中旬から順次買い取り再開する方向となりましたが、買い取りを再開するための条件には、遠隔操作システムの導入や、蓄電池の導入が必須になっていたりします。

また、特に太陽光発電は日中の太陽光が出ている期間しか発電できないので、例えば夜間に停電した場合などは太陽光発電システムが搭載されていても使えません。そのような万が一の状況に備える意味でも、家庭用の蓄電池がホットになっています。

しかしながら、この家庭用蓄電池、太陽光発電とセットで導入すると売電価格が下がることがあります!せっかく蓄電池を導入しても売電価格が下がると収入が減りますから、もったいないですよね。

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今回は、太陽光発電&蓄電池を導入するさいに、なぜ売電価格が下がるのか、下がらないようにするためにはどうするのがいいのかを紹介したいと思います。

なぜ蓄電池導入すると売電価格が下がるのか?

結論からいえば、太陽光発電&蓄電池が「ダブル発電」と見なされると、売電価格が下がる(ダブル発電の買い取り価格になる)のです。

ダブル発電とは?

ダブル発電とは、たとえば太陽光発電とガス発電など、一軒で複数の発電設備を持って発電することを言います。

ダブル発電のイメージ

ダブル発電のイメージ

上の図では、太陽光発電と自家発電の二種類がありますので、ダブル発電となります。ガス会社などは太陽光発電とガス発電を併用することで、日中は太陽光発電、夜間はガス発電といったように、1日を通してムラ無く発電できることをメリットとして謳っています。

ダブル発電の買い取り価格

夜間も発電できるメリットがあるのがダブル発電ですが、デメリットとしては買い取り価格が下がることが挙げられます。

太陽光発電買い取り価格

太陽光発電買い取り価格

10kW未満の太陽光発電だけの場合、2014年度は37円で売電できますが、これがダブル発電となると一気に30円まで買い取り価格が下がってしまいます。

例えば5.6kWの太陽光発電システムがダブル発電になると、太陽光発電の売電収入は10年間で約40万円も目減りしてしまいます。

本当にダブル発電をするなら、この買い取り価格になるのも仕方がないのですが、蓄電池を導入しただけでダブル発電と見なされて、売電価格が下がってしまうと大損になることがわかると思います。

なぜ蓄電池導入でダブル発電となるのか?

先ほどのダブル発電の図をもう一度見てください。

ダブル発電のイメージ

ダブル発電のイメージ

上図のダブル発電では太陽光発電のほか、自家発電での発電で自宅の電気消費を補っています。

この自家発電を蓄電池に置き換えると、ダブル発電と見なされてしまいます。

例えば太陽光発電で蓄電池に蓄積しておいて、日中太陽光発電の発電量が多いのに、その全てを売った代わりに家庭内電気消費を蓄電池からまかなってしまうと、ダブル発電となります。

つまり、蓄電池が貯めた電気が「発電」と見なされてしまい、ダブル発電となるのです。

設置した人から見れば「単に蓄電池を導入しただけ」なのに、制度上はダブル発電になってしまいます。

蓄電池導入してもダブル発電にならない場合

それなら蓄電池を導入しても損するだけでメリットは無いと思われるでしょうが、蓄電池を導入してもダブル発電にならない方法があります。

それは、「太陽光発電の発電量が家庭内電気消費量を超えている場合は、蓄電池からの電気供給をストップする」ということです。

太陽光発電だけで家庭内電気消費が全て賄えるのに、蓄電池から家庭内に電気を供給してしまうと、先に紹介したようにダブル発電と見なされます。

それなら、太陽光発電だけで家庭内電気消費が賄えるときは蓄電池からの電気供給を止めて、太陽光発電だけでは賄えない場合のみ蓄電池から電気供給するような蓄電池システムなら、ダブル発電とはならないのです。

これは蓄電池側で対応する必要がありますので、このような制御が可能な蓄電池を購入する必要があります。NECの蓄電池だと、このような制御が入っていますので、売電価格を下げずに蓄電池を導入できます。

NEC蓄電池

NEC蓄電池

このほかのメーカーでも同様のシステムを搭載した蓄電池が発売されていますので、もしこれから太陽光発電と蓄電池をセットで使用することを検討されている方は、ダブル発電にならないかどうか確認されることをオススメします。

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