日本は台風が多い
夏から秋は台風シーズンです。2014年も台風が多く発生し、上陸した台風が10年ぶりに4つもあったそうで、日本国内で新築を建てるなら台風への対策も必須だと言えます。
我が家はセキスイハイムで新築を建てましたが、今年の台風は建物被害もなくやり過ごすことができています。台風の暴風域に入ると建物が若干揺れるのですが、それでも木造建築の家と比べると鉄骨の安定感から揺れはかなり少ないと言えます。
しかしながら、台風で唯一心配なのが、屋根の上に乗っている太陽光発電パネルが飛んでしまわないかということです。
屋根の上を見ると、太陽光発電パネルは効率良く発電するために、屋根にペッタリ貼り付けるわけではなく、傾斜をつけて設置しています。
傾斜があるということは、その隙間から風が入り込んでくることになりますので、台風のような暴風で太陽光発電パネルが吹き飛ばされかねないと心配になります。
そこで今回は、太陽光発電パネルが台風で飛ばされたりしないのか、また万が一飛ばされた場合の補償はどうなっているのかを検証していきます。
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太陽光発電パネルの強度
太陽光発電パネルは外に設置するものですから、パネルメーカーも自然災害に対しての強度を確保しています。
例えばシャープのソーラーパネルでは、風速60m/s地上15mでも壊れないような基準をクリアしています。例えば本日上陸した台風19号は最大瞬間風速45mですから、許容範囲内です。ただし、沖縄など台風がよく通る地域では、より強度が必要です。その場合はメーカーで専用のモジュール、架台がオプションでありますから、そちらの導入を検討されると良いと思います。
そのほかのメーカーでも、基本的に上記基準をクリアしていますので、台風で飛ばされることはレアだと言えます。
しかしながら、想定外の台風などが来た場合は基準以上の風速となる場合もあり、太陽光発電パネルが飛ばされる可能性が無いとは言えません。何事も可能性ゼロというのは有り得ませんので、自宅のパネルが台風の被害にあったときにどうなるのかを見ていきます。
ソーラーパネルの台風被害の補償は?
ソーラーパネルの自然災害に対する補償は各メーカーが有償、あるいは無償で提供しています。
たとえばシャープの場合、有償ですが10年以内の自然災害による機器故障については200万までの補償が受けられます。パナソニックやソーラーフロンティアでも同様のサービスがあります。
しかし、基本的にこれらの補償は有償ですので、太陽光パネル設置時に自然災害保証に入っていないお宅も多いと思います。一度、ご自宅の太陽光パネルの保証について調べてみることをオススメします。