前回、ソニー銀行の2015年3月の住宅ローン金利を紹介して、金利が上昇していることを説明しました。
2015年3月の住宅ローン金利は急上昇!?借りるなら2月中がベター
今月までは順調に下がっていた住宅ローン金利でしたが、ここにきて上昇に転じてしまいました。
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そんななか、みずほ銀行も来月の住宅ローン金利を上昇させることを発表しました。
日本経済新聞 住宅ローン金利上げ、みずほ10年固定1.15%に 3月
記事によれば、主に10年固定タイプの住宅ローン金利が上昇となっていて、2月に比べると0.05%も引き上げとなります。
この他にも、三菱東京UFJ銀行については、10年固定タイプで0.1%も引き上げられることになりました。引き上げ後の住宅ローン金利は1.2%となります。
他のメガバンクの三井住友銀行やりそな銀行については、現在調整中とのことですが、おそらく他行の動向に追従して金利上昇へと転じる可能性が高いと思われます。
なぜ住宅ローン金利が上がったのか?
ここにきて住宅ローン金利が上昇に転じた理由としては、10年モノの長期国債利回りが上昇しているためです。
住宅ローンの固定タイプの金利の動向は、長期国債利回りに影響を受けます。この利回りが上がれば住宅ローン固定タイプの金利が上がり、逆に利回りが下がれば住宅ローン固定タイプの金利が下がります。
今回は長期国債利回りが上がった影響で、住宅ローン固定タイプの金利が一斉に引き上げられたということになります。
ただし、同じ住宅ローン金利と言っても変動金利についてはどうなるか不明です。長期国債利回りはあくまで住宅ローン固定タイプの金利に影響するため、変動金利への影響はあまりありません。そのため、変動金利はこの先もそのままかもしれませんし、固定タイプよりも引き上げ幅が大きくなるかもしれません。
変動金利については、2015年度初めにどうなるか、興味深いものがあります。