2014年度最後の月になりましたが、今月の住宅ローン金利について見ていきたいと思います。
先月までは順調に金利低下しており、これから住宅ローンを借りる人にとっては理想的な動きでした。特にフラット35のような長期固定金利が軒並み引き下げられており、35年固定で金利1.5%などがザラにある状況でした。
しかし、以前紹介したソニー銀行の3月分の住宅ローン金利を見ると、変動金利以外は全て金利上昇という状況でした。
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そのときは2月中旬でしたが、3月に入って各行一斉に3月分の住宅ローン金利を発表しましたので、今回はその中でもネット銀行の住宅ローン金利の動向を見ていきます。
ソニー銀行
ソニー銀行の2015年3月の住宅ローン金利は以下の通りです。
先月半ばに発表された金利のまま変わらず、やはり当初固定金利で軒並み引き上げとなっています。
当初固定期間の短いものは引き上げ幅が小さいですが、固定10年以上ともなると、引き上げ幅が0.1%から0.2%となっています。たかだか0.1%と言っても、住宅ローンは長期で借りますので、総支払額の差は大きいです。
楽天銀行
次は楽天銀行の2015年3月の住宅ローン金利です。
こちらもソニー銀行と同じ傾向で、変動金利以外は全て金利が引き上げられています。
興味深いのは、変動金利は逆に引き下げられている点です。変動金利で借りようと考えている方には朗報かもしれません。
今は借りどき?
2015年3月は、先月までとは異なり、金利引き上げとなってしまいました。これは、住宅ローン固定金利が指標としている「10年国債利回り」が上がったからです。
来月以降、この金利がどう動くかは不透明ですが、引き上げられたと言ってもまだまだ低金利ですので、今月は借りどきだと言えます。