最近はいたるところで見かけるようになった太陽光発電。
ここまで太陽光発電が普及したのも、政府主導による太陽光発電の固定価格での買取制度のおかげだと言えます。
他の再生可能エネルギーに比べ、太陽光発電は低コストで導入できるのがメリットです。
10年間、あるいは20年間の固定価格での買い取りが保証されているので、確実な収入が見込めるので、事業者がこぞって参入したのです。
低コストで、長期の収益が保証されていれば、銀行に預けるよりお得ですからね!
なので、どんどん新規参入する企業や個人が増えていったわけです。
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ただ、困ったことに、太陽光発電に関するトラブルが増加する結果にもなりました。
特に大規模な太陽光発電は、すごい田舎など土地が余っているところに建設しがちですから、基本的に管理者不在のまま稼働していることが多いと聞きます。
そのため、ろくに保守も点検もされず放置されていたりすると、台風など天変地異によって太陽光パネルが破損。
壊れるだけならともかく、それが飛散して周囲の家や物、あるいは人に当たれば大惨事ですよね!
そういう事情をふまえて、政府は2017年4月から、改正FIT法の運用を開始しました。
改正FIT法では様々なルールが改正されましたが、先にも述べた通り、太陽光発電設備の放置プレイはご法度となりました!
つまり、毎月定期的に点検し、故障や不具合があればすぐに是正しなければなりません。
ということで、遠隔地に建設した太陽光発電施設の事業主は、保守点検代行サービスなどを利用せざるを得なくなったわけです。
個人宅の屋根の太陽光パネルも保守点検の対象?
事業主は太陽光発電が事業ですから、保守点検サービスにお金を払ってでも改正FIT法に対応しなければなりません。
ですが、太陽光発電は個人の屋根にもありますよね?
これも保守点検の対象なのでしょうか?
もし保守点検しなければならないなら、個人で保守点検代行サービスの契約をしなければならないのでしょうか?
屋根に太陽光パネルを載せているお宅は気になりますよね?
というか、そもそも改正FIT法で保守点検が義務づけられたことがハウスメーカーから情報展開されていないことも問題な気もしますが。。。
ただ、放置して万が一にも太陽光発電の認定取り消しになってしまうと、高いお金払って設置した太陽光パネルがもったいないですよね!
そこで、我が家のハウスメーカーであるセキスイハイムのお客様センターに電話で聞いてみました!
個人宅でも保守点検は必要!
最初は電話が面倒なのでメールで問い合わせたのですが、わざわざ電話で回答してくれたセキスイハイムさん。さすがです。
ただ、平日の定時内は仕事なので出れませんよ(汗)
セキスイハイムの担当さんいわく、
「基本的には個人宅でも太陽光発電設備の保守点検は必要」
とのことでした。まじか。。。
ただ、
「今回の改正FIT法はメガソーラーみたいな大規模な事業向けの改正なので、個人宅のような小規模の太陽光発電はそこまで厳密な保守点検は不要」
だそうです。
そこまで厳密な、というのは、具体的には何をすればいいのか?
セキスイハイムの担当さん的には、
- 毎月の発電量、売電代のチェック
- 明らかに発電量が落ちたりしていれば、セキスイハイムに連絡
- できれば太陽光パネルの状態もチェックできていると良い
とのことでした。
発電量はセキスイハイムならスマートハイムナビで確認できますよね!
また、電力会社から毎月届く明細を見るのもアリですね。発電量と売電代が書いてあります。
ちなみに我が家は中部電力管内なので、中部電力のサイト「カテエネ」で、昨年との比較が簡単にできます。
これを見れば、明らかに発電量が下がっているかどうか、昨年と比べながら一目瞭然です。
もし何か問題があればセキスイハイムに連絡するだけなので楽チンですね!
おそらく他のハウスメーカーさんで建てた方も、基本的にはこの流れでオッケーだと思います。
地元の工務店さんでも同じですね。
ただ、屋根の上にある太陽光パネルの状態を見るのはなかなか難しいです。
担当さんも「できれば」と言っていたので、無理してまで確認する必要はないでしょう。
むしろ、ベランダから脚立で屋根を覗き込んだ拍子に足を滑らせてケガしたりする方が危険です。
何か問題があれば発電量がガクンと下がるはずですから、大丈夫です。
今回の改正FIT法での定期保守点検義務化も、そもそもは無人の太陽光発電施設への対策ですから、常に家に人がいるような個人宅の太陽光発電はほとんど関係ない話のようです。
ですから、基本は毎月の発電量、売電代をチェックして、問題あれば連絡するだけでオッケーです!
個人宅で太陽光発電やっている人は、毎月の売電代くらい欠かさず見てますよね^ ^
つまり、特別何かやらないといけないことはないということです。ひと安心。