新築を検討中のみなさま、こんにちは!
最近は住宅ローンが低金利なので、家を買いやすいタイミングですよね。
長期でも1%程度であったりして、昔の3%、4%レベルの時代に比べるとお得に住宅ローンを借りられるようになりました。
そんな状況ですから、「そろそろウチも家建てるか」なんて思っている方、多いと思います。
家を建てるにはハウスメーカー選びが重要になってきます。
積水ハウスのような高価格帯から、タマホームなどローコストメーカー、地場工務店など、さまざま選択肢があるわけですが、共通する心理としては安く良い家が欲しい!ということでしょう。
頑丈で、カッコよくて、広くて、そのくせ安い。
そんな夢のような家が作れるハウスメーカーはなかなかありませんが、安さで言えば地場工務店がダントツでしょう。
ただ、無名な工務店に人生いちばんの買い物を任せてしまってもいいのか、不安を覚える人もいます。かといってハウスメーカーは、広告宣伝費などがかさんで相対的に価格が高くなりがち。
ですが、工務店は工務店でも、友人、あるいは知人の工務店ならどうでしょう?まったく知らない人ではないので、無名な工務店よりは信頼できますよね?
しかも知人割引とかサービスもあったりして、なかなかコスパよく家が作れるのでは?
そう思って、実際に友人知人、あるいは親類の経営する工務店に新築を依頼する人もいます。
信用できる人の工務店だし、大手ハウスメーカーより安いし、いいこと尽くしじゃん!と思われますよね?
ですが、意外な落とし穴があるのも事実なのです!
ということで今回は、新築を友人知人親類の工務店にお願いする場合のデメリットについて紹介していきます。
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デメリット3選
1. 文句を強く言えない
頼む工務店の知人との関係の深さにもよりますが、何かあった時に強く文句、クレームを入れられないというデメリットがあります。
例えば実際に私の実家は知人の工務店に新築をお願いしたのですが、結構な欠陥住宅でした。
扉は簡単に外れますし、壁も弱い。
モノがぶつかって簡単に穴が空いてしまいましたから(汗)そんな強く当たったわけではないのですが。
しかも夜、私が部屋で寝ていると、壁の中からガソゴソと物音が。
なんだなんだ?と思って数日経過すると、家の外の犬小屋の前にネズミの死骸が。。。
どうやら、軒下あたりから侵入経路があるようで、壁の中をネズミが走り回っていたようなのです。
普通のハウスメーカーで建てている人にとっては、なかなか異常ですよね(汗)
ですが、建ててくれたのが知り合いの工務店、しかも安く引き受けてくれたものですが、強く文句も言えない。
結局、市の立ち退き要請があったので建て替えとなりましたが、知人との人間関係に支障をきたす可能性があるので、建築後に欠陥があっても文句を言いにくいのが実情だと思います。
何でも言い合える親友クラスなら良いのでしょうけれど、それでも基礎など構造上の欠陥レベルのものになれば、文句だけで済みませんから。
ハウスメーカーなら建て直し費用含めて対応してくれるでしょうが、知人の工務店では無理でしょう。
2. 余計なオプションを付けられる
知人だからと言って、安易に何でも押し付けてくる人もいます。
相手は親切心でアレコレやってくれるのでしょうが、ありがた迷惑だったりします。
間取りはこっちの方がいいとか、壁紙はこのデザインが流行りだからとか。
挙句、子ども部屋は2部屋でいいなんて言うと、「若いんだから3人くらい産めるでしょ!4LDKにしなって」なんて言われた人もいました。
余計なお世話って感じですよね!
特に年上の親類の工務店に頼む場合にありがちなケースです。
老婆心ってやつですね。
ただ、こちらから頼んでいる以上、今さら止める訳にもいないので、向こうの言いなりになってしまい、思い通りの新築が作れない場合もあります。
年上の親類だと断りにくいですから。親類ということもあり、自分は断るつもりマンマンでも、親がNo!と言ってくる場合もあります。
親類同士で揉めるのは避けたいものですから、なかなか断りにくいのが実情のようです。
3. 仲良しこよしでなぁなぁになる
知った間柄だからといって、何かにつけてなぁなぁになる場合もありがちです。
例えば間取り変更の図面。前回の打ち合わせで「じゃあ一週間後ね」とか言っておきながら、いざ一週間経つと「ごめん、他の仕事が忙しくてまだできてないんだ」と言われるケース。
他の仕事ってか、こっちが頼んでいる仕事も仕事だろう!なんて思いますよね?
向こうとしては、知り合いだから少し遅れても許してくれると思っているのでしょう。他のお客さんは遅れたらクレーム入れてくるし、昨今ではTwitterなどで悪口を書かれてしまうし。
ですが、こちらとしてもないがしろにされると腹が立ちますよね。住宅ローンだって低金利のうちに借りたいし、家賃だって払いたくない。できれば早く新居に越したいわけです。
また、いざ建設が始まっても進捗報告が遅かったり、遅れても「ごめんなー」くらいで済ませたり。
知人だからって何でも適当に済まされると困るわけですよね。こちとら何千万円も払っているわけですから。
いくらハウスメーカーより安くても、こんな対応ではガッカリですよね。
まとめ
以上、今回は友人知人親類の工務店に新築を頼んだ際のデメリットについて紹介しました。
友人割引、親類割引などあったり、知った人だからという信頼感はあるとはいえ、友人知人親類ならではのデメリットもあることを理解しないといけません。
割安だからといって安易に飛びつくと、後悔することもあります。
とはいえ、今回紹介した事例はあくまで一部のものです。実際は友人知人親類にお願いして満足いく家を格安で建てることができた人もいます。私の妻の妹夫妻はその手の事例ですね。
要は、友人知人親類とは言っても、仕事としてシッカリと対応してくれるか否かという点と、こちらからちゃんと強い意志で主張、文句を言える間柄か否かという点が重要だと言えます。
友人知人親類なだけに、ひとたび頼んでしまうと途中で断るのは難しいでしょう。なので、頼む前にしっかりと夫婦間で話し合って、本当に頼んで後悔しないかどうか検討したのちに、新築を頼むのが良いでしょう!
間違っても、「安く作ってあげるから!」とか、「大手の◯◯なんかより良い家建てたるぜ!」みたいな言葉で惑わされないようにしましょう(^ ^)