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ローコストメーカー

なぜ安い?ローコストメーカーに隠されたカラクリとは?

これから住宅を購入する際に一番気になることのひとつは、価格の高いハウスメーカーと安いハウスメーカーの違いは何なの?ということだと思います。

一度でもカタログや検索して調べたことのある方ならご存じでしょうが、1坪あたりの価格(坪単価)が倍以上も違います!

例えば、セキスイハイムや積水ハウスで建てると、坪単価80万円以上もします。一方、価格の安いローコストハウスメーカーだと、坪単価20万円から40万円ほどです。

もっと分かりやすくするため、簡単な計算をしてみましょう。

予算2000万円として、坪単価80万円のセキスイハイムで建てるとお家の広さが合計25坪、一方で坪単価40万円のタマホームだと50坪となりますね。

50坪のお家って、一階に20坪のLDKに和室、二階は4部屋取ってもウォークインクローゼットも余裕で付けれるくらい広い豪邸ですよ!

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単純計算なら、セキスイハイムよりもタマホームのほうが良いのは間違いないですね。誰だって、25坪のお家より50坪のお家のほうがいいですから。

とはいえ、みなさんローコストメーカーばかり選んで建てているかと言えば、そうではないのが実情です。たとえば静岡県では、坪単価の高いセキスイハイムが13年連続で着工数1位だったりします。

これはつまり、坪単価だけではない、ハウスメーカー選びの指標があるということです。これを知らないと、坪単価の安さだけで飛びついて、後々後悔するということになります。

今回は、なぜローコストハウスメーカーが安く家を建てられるのかを、できるだけ分かりやすく比較していきます。

坪単価の測り方が違う

メジャー
私たちお客目線だと、坪単価といえば「建物価格 ÷ 坪数」というイメージです。言い換えれば、土地価格以外で建物にかかったすべての費用をもとに計算していると思っていますよね?

しかし、ローコストメーカーのなかには、坪単価の計算を建物価格すべてで行っていない会社があります。平たく言えば、坪単価計算、ちょろまかしてません?ってことです。

よくあるのは、建物の部品代だけで坪単価を計算しているケース。もちろん部品代だけでは家は建てられないので、人件費や運送費、地盤改良費やその他経費など、さまざまな費用が発生します。

それらをすべて抜いた、最小限の費用だけで坪単価を計算していれば、そりゃあ安くもなりますよね。

こういうケースだと、契約前はざっくばらんな見積書だけしか出してくれなくて、いざ契約したら何たらの工事費が増えます、諸経費いくら追加になりましただとか、どんどん金額が増えていくパターンです。

高価格帯ハウスメーカーだと、基本的にすべての経費含めた坪単価で話をしてくるので、後々予想外の追加費用が発生することが少ないです。たとえば我が家の場合、地鎮祭費用まで入っていて、いい意味で細かすぎると思ったことがあります。

使う部材が安い

木材
坪単価を抑えて安く家を建てるなら、部材は安いものを使うのが有効です。料理でも、食費を安くするなら、国産肉をやめて、割安やアメリカ産肉にしますよね。それと同じことです。

家づくりにおいても、できるだけ安くするためには安い部材を探してくることになります。それは例えば中国からの輸入品だったり、ノーブランドの機材だったりです。モスバーガーよりマクドナルドのほうが安いのと似ていますね。

価格が安いのは良いのですが、部材が安い分、耐久性や品質に難あり、ということも起こり得るわけです。マクドナルドの品質問題は記憶に新しいと思いますが、まさにその状況がローコストメーカーの家には起こり得るのです。

もちろん、企業努力で部材費を安くしていることもあります。できるだけ共通な部品にして大量発注することで、仕入れ値を下げたり。同じものでも大量生産すれば安くなります。

ただし、もともと高くて品質の良いものは、いくら大量生産しても安くできる価格に限度があります。安さを求めるなら、最初から安いモノを買ってくるのがカンタンですからね。

人件費の削減

人件費
家を作る場合、その費用の内訳は土地代と建物代だけではありません。人件費も多く含まれています。

例えばモデルハウスにいる営業マンの給料や、工事する作業員の給料などもそうですし、テレビCMを出しているならCMを作る費用なども含まれてきます。

高価格帯ハウスメーカーだとテレビCMやホームページに力を入れていますが、それらの費用もお客様に負担してもらっているわけです。その結果が坪単価にも現れています。

ローコストメーカーだと、人件費も削減します。広告費も少なく、人件費も少なく。広告費はCMしなければいいだけですが、人件費削減は簡単ではありません。

人件費を削る場合、たとえば工事にあてる作業員を減らしたりすることがあります。一見すると普通ですが、作業員が減るということは、普通に考えれば工事日数が増えることになります。

しかし、ローコストメーカーの中には、「作業員は減らしても工事日数は増やさない」ように強制しているところもあります。工事日数は増えないのに作業員が減ったとなると、工期に間に合わせるように、最低限の工事しかやらないのです。

たとえば、工事期間中にちゃんと現場監督を配置して、半月に一度は自主点検を行っているハウスメーカーは、人件費は高くつきますが、住宅の品質は高くなります。点検があると分かれば現場の作業員も手は抜けませんから。

一方、人件費を削ってしまうと、この現場監督を常駐させなかったり、あるいは現場監督自体居なかったりします。そうなると工事期間中の自主点検が無くなり、品質の低下を招きます。

広告費削減くらいならお客様への影響は無いですが、工事関係の人件費削減は品質面で不安が残ります。ローコストメーカーには、そのようなリスクも付いて回るのです。

アフターサービスの簡素化

サービス
住宅というのは作って終わり、というモノではなく、何十年と住み続けるものです。簡単に引っ越しもできませんから、長い付き合いですよね。

それこそ、30歳で建てたなら、50年60年と住み続けることもあります。そうなると、建てた住宅のアフターサービスも充実してもらいたいですよね。

ですが、アフターサービスするにもお金がかかります。入居後の定期点検でも人件費がかかりますし、電話サポートするにしても同じです。つまり、アフターサービスが充実しているハウスメーカーは、自然と価格も高くなるのです。

一方、ローコストメーカーでは、価格を抑えるためアフターサービスが簡素化しているケースが多いです。ひどいと「建てた後は知らん。不具合あったら自分で直してね。」という会社もあります(ウチの実家がまさにそれでした)。

名の知れたローコストメーカーなら、そこまでひどくはありませんが、高価格帯ハウスメーカーに比べるとアフターサービスは見劣りします。

ちなみにセキスイハイムだと、60年も長期メンテナンスサポートというのが付いてきます!60年もメンテナンスしてくれるのは安心ですが、その前に私の寿命が来そうですね・・・。

もちろん、「家のメンテナンスなんて自分でできるから、アフターサービスなんていらない」という方もいるでしょう。ですが、多くの人は家のメンテナンスはできないと思います。面倒くさくて結局放置、少なくとも年末の大掃除がろくに出来ない人は、自分でメンテナンスは無理でしょう。(少なくとも私はそうです!)

たとえば、家電製品を買うとき、延長保証に入る方は多いと思います。これは、延長保証に入るためのお金で安心を買っていると言えます。メーカー保証の1年を過ぎてすぐ壊れて、修理に出したら新品買うのと同じくらいの修理代を請求されたという経験がある方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?

家のアフターサービスも同様です。アフターサービスなので保証とは少し違いますが、メンテナンスは家を長持ちさせるのにとても重要です。

全くメンテナンスも点検もしていなくて、ある日ふと気づくと床下の配管から水漏れしていて、その水漏れがかなり以前から起きていたため基礎が腐ってしまい、建て替えざるを得なくなった。そんなことになれば、かなり高額な費用がかかってしまいます。

そのようなリスクを回避するためにも、アフターサービスは重要だと言えます。

まとめ

以上、今回はローコストメーカーがなぜ安く家を作れるのかを説明していきました。

坪単価だけを見れば確実にローコストメーカーのほうが良いのですが、こうしてみると、単純に坪単価だけでハウスメーカー選びしてはいけないことが分かります。

もちろん、一概に高価格帯ハウスメーカーを選ぶのがベストだ!ということではないです。コスパを考えると、ローコストメーカーはかなり魅力的ですから。

要は、ローコストメーカーを選ぶなら、上記で述べたリスクを考慮した上で契約するのがいいということです。自分で点検やメンテナンスするの面倒くさいけど、ローコストメーカーで建てちゃえというのはダメですよ!

高価格帯ハウスメーカー、ローコストメーカーの特性を良く理解した上で、自身の予算を踏まえたハウスメーカー選びをすると、どのハウスメーカーを選んでも後悔なく家づくりできると思います。

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