前回の記事では、2016年度の太陽光発電の買取価格が大きく引き下げられる可能性があることをお伝えしましたが、どうやら現実のものとなるようです。
買取価格を決める経済産業省の有識者会議において、2016年度の太陽光発電買取価格がまとめられました。これによれば、
住宅向け 33〜35円 → 31〜33円
非住宅向け 27円 → 24円
となり、それぞれ2円、3円の引き下げとなる見込みです。
ちなみに、住宅向けというのは発電量が10kW未満のものを、非住宅向けは発電量が10kW以上のものを言います。
なので、セキスイハイムのスマートパワーステーションのように、一般住宅でも屋根に10kW以上のパネルを搭載していれば非住宅向け買取価格が適用されますので、この辺りは注意が必要ですね。
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買取価格の推移
過去の買取価格の推移を見ると、住宅向け、非住宅向けともに毎年のように買取価格の引き下げが行われています。
こうして見ると、非住宅向けなんて4年前は40円だったのに来年度は24円ですから、再来年度には2012年度の半分程度になりそうですね。
とはいえ、太陽光発電設備の価格も下落していますので、一概に買取価格の下落が収益悪化につながるわけではないです。ただ、ひと昔前の太陽光発電バブルよりは儲からないかもしれませんけど。
これから太陽光発電すべき?
来年度も価格下落しているし、太陽光発電しようかと思っていたけれどやめようかなー。そんなことを考えている方も多いと思います。
実際、太陽光発電して利益が得られるか否かは、天候や設備の故障率に左右されるところも大きく、何とも言えないところではあります。
ただし、先日、日銀のマイナス金利政策によって、銀行預金の利子はほぼゼロまで低下しています。ほとんどタンス預金程度の価値しかない銀行預金をするくらいなら、株より安定感のある太陽光発電に投資するというのもアリだと思います。