2014年度も最終月となり、経済産業省は2015年度の太陽光発電の買い取り価格を正式に発表しました。
経済産業省ホームページ
スポンサーリンク
非住宅向け太陽光発電
10kW以上の非住宅向けの太陽光発電の買い取り価格は以下のように決まりました。
まず、非住宅向け太陽光発電は二段階で買い取り価格が引き下げられます。4月1日から6月30日までの期間は1kWhあたり29円となります。そのあと、7月1日からは1kWhあたり27円となります。
2014年度が買い取り価格32円でしたから、今年の7月以降は5円も引き下げとなります。
買い取り固定期間は従来と変わらず20年のままです。
住宅向け太陽光発電
一方、10kW未満の太陽光発電についての買い取り価格は以下のようになっています。
まず、出力抑制される地域か否かによって買い取り価格が変わるということです。
出力抑制される地域では、買い取り価格は1kWhあたり35円となります。これは、出力抑制に対応した機器の設置費用がかかるため、その分買い取り価格を増やす措置のようです。
一方、出力抑制されない地域では、1kWhあたり33円となっています。出力抑制される地域と比べると2円引き下げられています。
出力抑制される地域は?
出力抑制される地域は、今のところ、北海道電力、東北電力、北陸電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力管内です。
それ以外の地域、つまり東京電力、中部電力、関西電力管内では、出力抑制は不要のため、買い取り価格は33円となります。これは、たとえ出力抑制対応の太陽光発電機器を設置しても、上記3地域では33円となります。