こんにちは!神下(かみもと@Twitter)です。
今回は新築購入の時期について私なりの見解を記事にしたいと思います。
住宅購入するなら今!?
だいぶ前の話ですが、2014年4月に消費税が増税されました。5%から8%へ増税されてしまい、生活用品はもちろんのこと、住宅に対しても増税分を今までよりも多く払わなければいけなくなりました。
例えば、建物だけで3,000万円の商品を購入する場合、増税後は「3,240万円」となり、増税分で「90万円」も多く払う必要があります。90万円と言えば給料3,4ヶ月分、あるいはそれ以上の大金ですから、増税で住宅購入を躊躇してしまいます!
私が住宅を購入したのはちょうど8%増税後。賃貸アパートの騒音に悩まされ、そんなに設備も良く無いのに7万円も払う生活から脱却したかったため、住宅購入を考えたのが2013年8月頃。
当時、増税前の金額で新築購入できる期限が2013年9月でしたので、残り1ヶ月で人生最大の買い物を決定できる度胸も無く、増税後になってしまうなぁ、どうしようかなぁと悩んでいました。増税前なら90万円が浮くけれど、残り1ヶ月を切っている状況で、あせって新築購入を決めても良いのか、さんざん悩んでいました。
しかし、最終的には増税後の新築購入を決めました!消費税増税による損をしても、じっくり家造りを考える道を選んだのです。
同じ現象が、2019年にも起きることになります。消費税が8%から10%にアップしてしまいます。3,000万円の物件なら、「60万円」も値上げとなり、これまたかなり痛手です。そのような状況のなか、これから家を買う人は、どのタイミングで購入するのが良いのでしょうか?
私の当時の経験を踏まえて、これから家を購入する人にアドバイスしたいと思います!
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結論から言えば、「2018年度中に購入するのがオススメ!」ですし、遅くとも「2019年10月の増税前の購入がオススメ!」と言えます。
私が増税後に新築を決めた理由
理由は色々あります。以下に述べていきます。
次の増税が決まっていること
ご存じの通り、今のスケジュールでは2019年10月に消費税は8%から10%へ増税されます。
与党は景気情勢で時期は見極めると言っていますが、予定通り10月に増税するでしょう。すると、今より更に2%上がるわけですから、3,000万円の建物の場合、「60万円」も上がってしまいます。
前回の増税のときのことを鑑みると、おそらく10%増税の半年前までに注文住宅購入しないと8%で買えませんので、8%で買える期限は「2019年4月頃」までとなります。あと一年切っているわけです。
金利が低いこと
2018年6月現在、住宅ローン金利はかなり低い状況です。
都市銀行で変動金利で0.8から0.9%。ネット銀行なら0.5%の所もあります。借入額や返済方法で異なりますが、例えば借入3,000万円、元利返済ボーナス支払い無し35年返済、変動金利の条件で、金利を0.8%の場合と1.8%の場合で比較します。
すると金利1%の違いで、総返済額が600万円も違ってきます!
返済方法などを変更すれば差は少なくなりますが、それでもかなりの差ですよ!私の親が住宅購入した際は数年前で金利1.6%程度でしたので、それに比べるとかなり低くなっている状況です。
金利変動は読めませんが、例えば、もう少しお金を貯めてから購入しようかなと考えている間に金利が1%上がってしまうと、金利増加分以上に貯金出来ていないと損です。
上の例で言うと、600万円以上貯めていないと損ということになります。600万円貯めるのはなかなか難しいですよね!
ハウスメーカー担当者が良い人だったこと
意外と担当者は重要だと思います。
ハウスメーカーで建築を検討している方は、おおよそモデルハウスへ行って、そこで担当となる営業の方と出会う事になると思います。担当となった営業の方は、それ以後ずっと担当していただくことになるため、自分と馬が合う方でないと後がつらいですよ?
例えば私の選んだハウスメーカーである「セキスイハイム」さんの営業の方は、モデルハウスの紹介だけでなく、新築の間取りのプラン提案までされていました。
もちろん設計の詳細部分は設計担当が別に居ますので、そちらは設計担当の方の範疇になるのですが、基本的な打ち合わせは営業の方と行います。プラン変更や困り事などある場合も、基本的に担当となる営業の方が窓口になる場合が多いのです。
つまり、営業担当の方と新築完成まで、あるいはその後のアフターケア含めて長い付き合いになることを考えれば、自分と馬が合う、愛想が良い、礼儀正しい、など、自分が好感を持てる担当者でないといけません。
とはいえ、担当者の希望をこちらから出せる訳は無いので、良い担当者と巡り会えるかどうかは運次第となってしまいますけど(汗)
過去を悔やんでも仕方がない
私が新築購入を決定したときに「何故増税前に購入しなかったのか」と後悔することが多くありました。購入決定があと半年早ければ、3%増える前に購入できたのに、と。自分の決断力の無さが恨めしかった時期でした。
しかし、今となってはこの時期で良かったと思うようになりました。
それは上でも述べましたが、2019年には更なる増税が待っている事、金利がかなり低くローンを借りやすかった事、そして担当者の方が良い人だった事が影響していると思います。
特に10%増税を控えていて、しかもこの低金利ですから、今は躊躇せずとも新築購入に適している時期だと言えます。
また、増税後の住宅購入控え対策として、政府も住宅ローン控除を拡充、すまいの給付金制度の設置など、増税後の住宅購入へのサポートも行っています。もちろん増税前より支払う金額が減る事はありませんが、今購入しても負担は増税分より少なくなります。
購入決定までのリミット
では、いつ購入するのが良いのか。それは「今〜10%増税前」だと断言します!
理由はやはり低金利であること。おそらく2019年10月の増税後には、また住宅購入者向けの施策が拡充されてくるとは思いますが、そのときの金利がどうなっているかは不透明です。
8%増税後の景気感、アベノミクスの動向、諸外国の情勢など影響要素は多岐ですが、少なくとも今より金利が下がる事は難しいのではと考えています。
事実、2018年の住宅ローン金利動向として、変動金利は据え置きですが、固定+変動や35年固定金利は若干ながら増加しています。増税後の反動を加味して微増に留まっているような印象ですが、この反動が落ち着いてくれば、20徐々に金利が上がってくる可能性はあります。
そのような状況のさなか、さらに10%への増税も待ち構えているとなると、少なくとも2018年度中には購入検討しておいた方が良いと考えます。
5%から8%への消費税増税時は「住宅ローン控除」などあったのでよかったですが、次の8%から10%への増税は何も制度拡充されないかもしれません。8%増税時とは状況が異なっています。
このあたりの分析は、別途以下の記事でご紹介しています。よろしければあわせてご覧くださいね!