2014年12月27日以降の契約分から適用される「住宅エコポイント」ですが、前回の住宅エコポイントとは異なる点がいくつかあります。
住宅エコポイントとは、住宅購入時にエコポイントというポイントがもらえ、1ポイント1円として使用できます。
今回再開された住宅エコポイントでは、新築で30万ポイントもらうことができますので、30万円分のお金として使用することができます。
私のように消費税8%で購入したのに、住宅エコポイントが適用される前だからもらえない人には何の得もない制度ですが、これから家を買う人にはメリットの多い制度です。
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そんな住宅エコポイントですが、前回実施時のときと異なる点がいくつかあります。今回は、その変更点に注目して紹介していきたいと思います。
完成済物件も対象
今回の住宅エコポイントでは、完成してから1年以内で、居住用にしたことがない住宅を購入した場合にも、30万ポイントがもらえます。
以前はもらえなかったので、建て売りや分譲マンションでももらえるのがメリットです。
注意点は、完成して一年以内というところです。よく、建売で何年も放置されていたりする物件がありますが、こういうのは住宅エコポイントの対象外です。
また、セキスイハイムのリユースハイムみたいな再生物件についても同様に対象外だと思われます。ただ、リユースハイムはもともとが格安なので、住宅エコポイントがもらえなくてもお得なのですが。
中古住宅購入時にリフォーム
これは、中古住宅の購入を契約してから3カ月以内にエコリフォームを行った場合、最大10万ポイントを追加でもらうことができます。
エコリフォームには一定基準のエコ水準を満たさなければ住宅エコポイントはもらえませんので、どんなリフォームでももらえるということはありません。単にフローリング貼り替えだけだともらえない可能性もあります。
このあたりはリフォーム施工会社へ問い合わせしてみると良いでしょう。ただし施工会社によっては十分な知識がない可能性もありますので、国土交通省のホームページで確認するか、担当部署へ問い合わせすることをオススメします。
国土交通省住宅局住宅生産課
電話 :03-5253-811
指定の住宅設備3種類以上をリフォーム
最後の変更点は、指定の住宅設備3種類以上をリフォームした場合にも住宅エコポイントがもらえます。
前回の住宅エコポイントでは、窓の断熱改修や屋根や壁の断熱改修など、大きな工事が必要で手軽さがなかったのですが、今回の住宅エコポイントでは、以下のいずれか3つのリフォームでも住宅エコポイントがもらえるようになりました。
- 太陽熱利用システム
- 節水型トイレ
- 高断熱浴槽
- 高効率給湯機
- 節湯水栓
トイレや水栓、浴槽などであれば、そこまで大掛かりな工事は不要ですので、省エネに貢献しつつ住宅エコポイントももらえます。
かなり古い時代の設備だと節水機能が不十分で水道代がかさんでいるお宅も、今回の住宅エコポイントを機にリフォームすれば、水道代を節約しつつ住宅エコポイントももらえるので一石二鳥です。