これから住宅を購入する方にとって、住宅ローンの借り入れをどうするかは、最大の悩みだと思います。
どの銀行で借りるか、変動金利なのか固定金利なのか、どちらにせよメリット・デメリットがあるので、なかなか決めきれないのが実情かもしれません。
変動金利は金利が変動するので、急激な金利上昇のリスクを回避したい方には、フラット35という選択肢があります。これは、35年ずっと金利固定という魅力的な住宅ローンの種類です。
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ただし、フラット35で借りることができる金額の上限は年収によって決まりますが、今回、フラット35借入額算出のための年収に太陽光発電収入も加えることが可能となりました!
年収によるフラット35借入額
ここでは例として、楽天銀行のフラット35借入額で比較したいと思います。
年収400万円の場合、フラット35として借りられる金額の限度額は3242万円です。これはこれで結構十分な借り入れ金額だとは思います。
しかし、昨今は太陽光発電設備を自宅に導入して売電収入を得たり、電力の自給自足を目指す家庭も増えています。そうなると、太陽光発電設備の分だけ、借り入れ金が増えることとなり、3242万円では足りなくなる場合もあるかもしれません。
太陽光発電収入も手取り収入
そこで今回の新ルールです。
太陽光発電収入として、例えば5.6kWの太陽光発電設備を200万円で導入したとします。そのときの売電収入が年間25万円だとすると、総収入は425万円となり、フラット35での借入可能額は3445万円となります。
つまり、借入可能額の増加分で太陽光発電設備の導入費用を借りることができる、ということです。
これは、フラット35で借りたいけれど限度額いっぱいまで借りないといけないから太陽光発電は導入できない、という方にとっては朗報です。
ただし借りすぎ注意
とはいえ、あくまで住宅ローンは借金ですので、借りすぎは注意です。
すでにフラット35の借入可能額の上限まで借りる予定であるなら、おそらく毎月の返済が大変だと思います。
そこに太陽光発電収入が加算されても、あまり負担は減らないでしょう。天候に左右される太陽光発電は収入も安定しませんし、いつ壊れるかも分かりません。
今回のルール変更で借入金額を増やすのではなく、やはり返せる金額だけ借りるよう、計画的に住宅ローンを借りたほうが良さそうです。