こんにちは!セキスイハイムオーナーの神下(かみもと@Twitter)です。
突然ですが、家づくりで一番重要なことって、何でしょうか?
間取り?インテリア?エクステリア?それとも立地?
いろいろ思うところはありますよね?でも、私が考える一番重要なことは、ハウスメーカー・工務店選びです!
家を建てたい!となって、最初に悩むのは、やはりハウスメーカー・工務店選び。
山のようにある会社の中から、たったひとつだけを選んで、一生に一度の買い物をお願いする。
なんとも重要なイベントですよね。
ただ、実際にハウスメーカー・工務店選びをするとなると、どうやって選べばいいの?となること確実です!
なぜなら、ハウスメーカー・工務店はたくさんありすぎて、どれが自分に最良か分からないからです。
CMやってるハウスメーカーだけでも、かなりの数ありますよね?その中から1社だけ、選べます?
ネットやクチコミで調べれば調べるほど、深みにハマるハウスメーカー・工務店選び。
良いことを書いているブログがあれば、悪いことを書いている掲示板もあったりして、何が真実なのか分からなくなってきます。
そこで今回は、失敗しないハウスメーカー・工務店選びと題して、これから新築を建てる方の参考になる選び方を紹介します!
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重要なのは「何を最優先にするか」
ハウスメーカー・工務店選びで最も重要なのは、自分は家づくりに何を優先しているのか?を知ることです。
よほどのお金持ちでもない限り、たとえば役員報酬10億円もらっているような大企業の社長なら別ですが、私たち一般人だと、自分の希望をすべて満たせる家づくりは困難です。
限られた予算の中で、満足いく家づくりが大事になります。
となると、予算も重要ですが、それより重要なのは、何を最優先とするかということです。
予算はおそらく変わることはないでしょう。親からの突然の補助でもない限り、予算を増やすことは難しいですよね。
となると、予算内で最大限の満足度を得るためには、自分が家づくりで何を最優先とするか、それを知って、家づくりに活かすことが必要になります。
ということで、以下からは、何を最優先するかによって選ぶべきハウスメーカーを、ケースバイケースで紹介していきますね!
一にも二にも安心感タイプ
家づくりは何と言っても安心感!聞いたこともないハウスメーカーや工務店なんかにまかせられない!建てた後のサポートも充実してないと心配!
そんなアナタには、大手ハウスメーカーがオススメです!
大手ハウスメーカーというのは、長年培ってきた建築ノウハウを蓄積し、全国どこで建てても安定した品質の住宅を建てることができます。
住友林業や積水ハウス、パナホームなど、よくCMで耳にするハウスメーカーですよね。
設立して浅いハウスメーカーや工務店だと、建築ノウハウが少なく、品質が低下しがちです。
特に、大手のように資本力がないので、建築技術について研究開発もおろそかになりがちです。
また、アフターサポートの面でも大手ハウスメーカーが優位です。
トヨタホームやセキスイハイムは60年長期サポートを謳っていますので、それこそ死ぬまでサポートが受けられちゃいます。
小さな工務店だと、60年のサポートは期待できませんし、そもそも会社自体無くなっているかもしれませんよね。
家づくりに安心感を求めるなら、大手ハウスメーカーがオススメなのです。
コスパ最優先タイプ
とは言っても、大手ハウスメーカーは価格が高すぎる!予算内で抑えようとしたら延べ床面積20坪ほどしかできない!もっとお得に広い家に住みたい!
そんなアナタには、地元工務店がオススメです!
地元工務店とは、地域密着の工務店で、家の間取り設計から実際の工事までを一貫して行います。
大手ハウスメーカーと違い、特定の地域、だいたい工務店のある所から車で1〜2時間圏内でしょうか。
それくらいの範囲しか対応しないのが特徴です。
全国展開してなくて、広告宣伝費も少なく、自社で設計から工事まで一貫して行える強みをいかして、安く家を建てることができます。
ただ、サポートの面では工務店によりけりな部分が大きいです。ちゃんと面倒見てくれる工務店もあれば、建てたらハイサヨナラみたいな工務店もあります。
コスパ最優先で家づくりするなら、良い工務店選びが超重要です!
バランスタイプ
大手ハウスメーカーほど高額にはしたくないけれど、無名な地元工務店だとサポートが不安、、、うまくその中間あたりの家が作りたい!
そんなアナタには、ローコストメーカーがオススメです!
ローコストメーカーとは、ローコスト、すなわち低費用で家を建てることができるハウスメーカーです。
有名どころではタマホームなどがそうですね。
なぜ低費用で家が作れるかというと、徹底したコスト削減のなせる技です。
人件費の安い工場で部品を作ったり、カスタマイズ性を無くす代わりに標準装備の部品を大量生産することで仕入れ値を下げたり、広告宣伝費を削減するためCMをやらなかったり。
いろいろな手法で安く家づくりできる仕組みを取り入れているからこそ、低費用で済むのです。
なので、同じ間取りでも大手ハウスメーカーで作るより、半値で建てられたりします。
予算内で最大限広い家を作るにはもってこいですよね!
また、地元工務店よりも安心感があるので、サポートにも期待が持てます。
ただ、高価格帯の大手ハウスメーカーと比べてしまうと、ちょっと物足りないかも。
また、ローコストメーカーの場合、標準装備以外のオプションは、すこぶる高いので、注意が必要です。
先ほど説明したように、ローコストメーカーは部材の共通化と大量生産でコスト削減しているので、共通部品でないものを頼むと特注扱いとなってしまい価格が高くなります。
言い換えると、間取りやデザインを好き放題変えてしまうと、とんでもない価格になってしまうということですね。
ローコストメーカーを選んだらなるべく標準装備で家づくりすることが、低費用で良い家づくりができると言えますね!
広いお庭優先タイプ
家はほどほどでいいけれど、庭はガツンと広いほうがいい!バーベキューしたり、子どもが遊べる遊具を置いたり、ドッグランを作りたい!
そんなアナタには、地元工務店がオススメです!
先ほども出てきました「地元工務店」。
これは、低予算で家づくりができる最良の選択肢です。
限られた予算のなか、庭を広くしたいなら、家を安く済ませるほかありませんよね。
予算3000万円で、家本体が1000万円なら、土地にかけられる予算は3000万円。
家本体に3000万円かけてしまうと、土地には1000万円までしか使えません。
また、地元工務店と言っても、古くからやっている工務店だと、その地域の売り土地についても詳しいものです。大手ハウスメーカーや不動産屋が知らない掘り出し物を持っているかもしれません。
その意味でも、広いお庭が欲しいなら地元工務店、特に昔からやっている、地元密着型の工務店がオススメです!
内装こだわりタイプ
間取りや庭なんて標準くらいでいいけれど、トコトンインテリアにはこだわりたい!高級ホテルみたいなシックで生活感のない内装にあこがれる!おしゃれな雑貨や家具も置きたい!
そんなアナタには、大手ハウスメーカーか、デザインをウリにする工務店がオススメです!
インテリアにお金かけるなら地元工務店やローコストメーカーでも良いのでは?と思われるかもしれませんが、そこは少し違います。
ローコストメーカーだと、メーカーが提供する標準装備以外のオプションは高額ですから、基本的に標準装備で家づくりします。
しかし、インテリアにこだわるとなると、家づくりにもこだわらないといけません。
吹き抜けにシャンデリアをつけたいなら、そのための電気配線や天井補強、吹き抜けの間取りが標準装備でない可能性もあります。
メーカーによっては吹き抜け工事はできません、なんてことも。
また、天井の間接照明、壁一面鏡張り、広いジャグジーなどなど、ローコストメーカーでは高額オプションとなったり、地元工務店では対応不可というところもあります。
そういう意味では、カスタマイズ性の高い大手ハウスメーカーがオススメなのです!
積水ハウスなんてオシャレですよね。あのイメージです。
ただ、注意が必要なのは、大手ハウスメーカーでもカスタマイズ性が少ない会社もあります。
たとえばセキスイハイムだと、鉄骨造タイプは工場生産比率が高いので、間取りのカスタマイズ性がやや劣ります。
また、ハウスメーカーのなかでも、提供する商品によってはカスタマイズできないものもあります。
カスタマイズオプションを少なくすることで、大手ハウスメーカーでもお買い得に家づくりできるようにするための商品ですが、内装にこだわるならカスタマイズできる商品を選ぶべきですよね。
また、昨今では一軒家でもデザイン性をウリにしている工務店もありますから、そちらもオススメですね。
転勤族タイプ
転勤族だけど持ち家が欲しい!けど、将来的に異動になるかもしれないし、海外赴任になるかもしれない。でも、賃貸アパートで騒音問題に悩まされるのはもうウンザリ!
そんなアナタには、駅近の中古物件がオススメです!
新築をゼロから建てるとなると費用が高いですし、将来的に引っ越すなら無駄です。
そうなると、初期費用は少なくしたいですよね。
また、遠くに引っ越す場合、それまで住んでいた家を手放す、つまり競売にかける必要があります。そのとき、二束三文にしかならないよりも、できるだけ高く売りたいですよね。
そのためには、駅近の中古物件が最適です!
中古物件なら、建売新築より安く買えますし、築年数が浅ければ、劣化も少なくリフォーム不要でしょう。
また、駅近であれば競売時に買い手がつきやすいのでオススメです。もちろん、買い手がつきやすいところなら、駅近でなくても良いです。大手ショッピングモール近くとか、海の見える景観最高な海岸沿いとか。要は、他の人が欲しがる立地、ということですね。
将来的に引っ越す可能性が高いなら、安く買って高く売る、そんな中古物件がオススメです!
まとめ
以上、長くなりましたので、最後にまとめて載せますね。
安心感タイプ | 大手ハウスメーカー |
コスパ最優先タイプ | 地元工務店 |
バランスタイプ | ローコストメーカー |
広いお庭優先タイプ | 地元工務店(昔からの) |
内装こだわりタイプ | 大手ハウスメーカー デザインがウリな工務店 |
転勤族タイプ | 立地の良い中古物件 |
今回は、家づくりにおいて何を優先とするかによって、ハウスメーカー・工務店をどう選ぶかを紹介しました!
もちろん、実際にはさまざまなハウスメーカーや工務店があって、一概に今回のケースに当てはまるものばかりではないでしょう。
しかし、これから家づくりを始めたいけれど、どうやってハウスメーカー・工務店を選んだらいいか分からない!という方の参考になると思います。
実際には、いろいろなハウスメーカーや工務店のモデルハウスに行き、営業マンに質問したり、周りの人の評判を聞いたりしながら、最良のハウスメーカー・工務店を選ぶことになると思います。
ただ、闇雲にすべてのハウスメーカーや工務店を巡っても時間のムダです。
今回の選び方を参考にしつつ、モデルハウスに行くところを取捨選択していけば良いかと思います!
モデルハウス行くのが面倒、またはまだ選び始めたばかりだからざっくり概要だけ知りたい、という方は、カタログの一括請求などがオススメです。
コロナ禍でモデルハウスに行きにくいですから、ネットで完結できるタウンライフでハウスメーカーを色々と比較してみましょう!