九州電力だけじゃない！太陽光発電の買い取り中断増加中！

他電力会社も事業者向け太陽光発電買い取りを中断

前回の記事では、九州電力が太陽光発電の新規買い取りを中断したというニュースを取り上げました。

太陽光発電に訃報！九州電力は太陽光発電新規買い取り拒否！

九州電力の場合は、事業者向けならびに個人宅で10kW以上の太陽光発電設備を有する方に対して、新規の買い入れを中断するという内容でした。

九州電力エリアは日照時間の長さも相まって太陽光発電への投資が盛んですので、太陽光発電買い取り分が余剰になってしまい、新規の買い取りを中断せざるを得ない状況となっています。

これは九州電力に限った話ではありません。他の電力会社も同様の傾向になっています。

各電力会社の電力需要供給

以下は九州電力のホームページからの抜粋です。

電力需要供給

このデータを見ると、九州電力の次に需要供給比率が高いのが東北電力となっています。それに続いて北海道電力が高くなっています。

つまり、九州電力に限らず、多くの電力会社の需要供給比率が高くなってきているのです。

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買い入れ中断している電力会社

以下は各電力会社の再生可能エネルギー買い取り状況です。

いかがでしょうか？電力会社10社中、半数で既に新規の受け入れを中断しています。特に2014年10月1日以降から中断する電力会社が多くなっています。

これから太陽光を検討している人はどうすべき？

それでは、これから新築を検討中の方は、太陽光発電を設置しても良いのでしょうか？

推測ですが、本年度中に建築開始し太陽光発電の申し込みを行えば、発電分を買い入れてくれると思います。今回受け入れ中断しているのは、基本的に事業者向け太陽光発電設備ですので、個人宅向けの太陽光発電はまだ受け入れ可能です。

そのため、本年度中に新築を建てる方は太陽光を設置しても良いと言えます。

しかし、今回の発表を受けて、個人宅の太陽光発電の申し込みが急速に増えていくことが想像されますので、本年度中と言っても早い段階で申し込む必要があります。

一方、本年度中に新築を建築できない方は、太陽光の設備を再考したほうが良いです。来年度になれば、おそらく太陽光発電の買取価格も下がり、都道府県や市区町村からの補助金も減額か廃止となる可能性もありますし、電力会社が買い入れ中断する可能性も高いためです。

まとめ

以上、今回は各電力会社の事業者向け太陽光発電の新規買い入れ中断について紹介しました。

今回は事業者向けだけですが、近い将来、個人宅向けの太陽光発電も買い入れ中断する可能性が高いです。

これから太陽光発電を家に設置しようとお考えの方は、建築予定のエリアを管理する電力会社の需要供給比率や買い入れ動向に注意しておくと良いです。