こんにちは!セキスイハイムオーナーの神下(かみもと@Twitter)です。
セキスイハイムで新築を建てる際に気になる設備が快適エアリー。
全館空調で便利そう。でも電気代が高そうなイメージ。
営業さんは「1日つけっぱなしの方が電気代は減りますよ!」なんて言ってくるけれど、本当にそうなのか気になりますよね。
私も快適エアリーを紹介されたときは同じイメージを抱いていました。
でも、インターネットで調べてもなかなか快適エアリーの電気代が具体的に書いてあるページが見つからなくて、快適エアリーを導入しようかどうか迷っていました。
そこで今回は、セキスイハイムで新築を検討されている方向けに、我が家の快適エアリーの1日あたりの電気代を紹介したいと思います。
本記事の内容
- 我が家の快適エアリーの使用環境【一日つけっぱなし】
- 9月26日の快適エアリーの電気代【実例を紹介】
- 快適エアリーの電気代は高いの?【結論:高いです】
こんな感じの構成で紹介していきます。
この記事を読めば、快適エアリーが実際どれくらいの電気代になるのかがイメージできるようになり、快適エアリーを導入するか否かを決めることができると思います。
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我が家の快適エアリーの使用環境
我が家は快適エアリーを1階にだけ設置しています。2階は市販エアコン。
1階は18畳のLDKに3畳の畳エリアという間取りです。
快適エアリーの設定は以下。
快適エアリー設定
- モード:冷房(この日は9月26日で残暑)
- 設定温度:27℃
- 外出中/就寝中のみ「お出かけモード(設定温度より2℃上げて運転するモード)
- 基本的に1日中運転させ続ける
こんな感じで、1日中ずーっとつけっぱなしで快適エアリーを使っています。
どれくらい電気代がかかるのか、気になりますよね。
なお、2階が市販エアコンなのは、「2階に快適エアリーを付けるメリットがあまりない」と当時のセキスイハイム営業さんに助言いただいたからです。
2階の快適エアリーの欠点
- 2階につけても単なるエアコンとしか動かない
- 天井が数十センチ低くなる(配管を通すため)
- 市販エアコンより高い
1階の快適エアリーは「空気清浄」機能もついていますし、床下暖房もついていてメリットがありますが、2階は本当にただのエアコンです。
単に快適エアリーのリモコンで2階も操作できるだけのエアコンでしかないので、つけるメリットが無いんですね。
正直な営業マンは大好きです。
9月26日の快適エアリー電気代
それでは、実際の快適エアリーの電気代を紹介します。
9月26日の天気は以下のとおり。
快晴 |
最高気温29℃ |
最低気温23℃ |
日中在宅、夕方一時間程度外出 |
そして、実際の電気代はスマートハイムナビで確認できます。
合計は62円でした!
もう少し詳細に分析してみましょう。
起床と同時に電力消費アップ
8時から9時のあたりで消費電力が増えているのは、それまでキープ運転(設定温度から2℃高めで運転するモード)から、通常運転に切り替わったためです。
快適エアリーは30分ごとにON・OFF・キープ運転の設定を決められるので、自分の生活リズムに合わせた設定ができます。
もう少し設定を追い込めば、さらに電気代を節約できる余地はありそうです。
たとえば、時間帯で電気代が変わる電力プランを契約しているなら、日中の電気代が高くなり始める前にキープ運転を解除しておく、などですね。
我が家はそこまで設定を追い込んでいないので、こんな感じです。
お出かけ中はキープ運転で室温を維持
14時から16時はお出かけモードに切り替えて外出していたので、消費電力が減っています。
普通だと外出時はエアコンを切るものですが、そうすると帰ってきた際に、夏場は暑すぎる部屋/冬はキンキンに冷えた部屋にお出迎えされることになります。
我が家では快適エアリーは基本つけっぱなし。出かける際だけお出かけモードにして、設定温度+2℃で室温を維持するようにしています。
電力消費もそこまで増えていないですよね。
しかも室温はそれなりに維持されているので、帰宅時に不快感を覚えることもないです。
就寝までは再び電力消費アップ
この日は最適気温23℃とやや高めでしたので、17時から0時までの間もそれなりに電力を消費しています。
ここで快適エアリーの最大のデメリットなのですが、外気のほうが室温より低くても、安易に窓を開けられないのです。
空気清浄機能の弊害
快適エアリーは、外から吸い込む空気を高性能フィルターで浄化して、室内にゴミやPM2.5といった有害物質を吸い込まないようにしています。
言い換えれば、窓を開けるとフィルターを通らず空気が侵入するので、快適エアリーの意味が全く無くなります。
だから、快適エアリーを設定しているセキスイハイムの家は、いくら外のほうが涼しくても、窓も開けずにエアコンを動かして室内を冷やすわけです。
無駄に電気を消費しているだけです(汗)。
空気清浄機能の電気代(エアーファクトリー)
話のついでに、快適エアリーの空気清浄機能(エアーファクトリー)の電気代も紹介しておきましょう。
こちらは気温によらず24時間1年中ずっと運転し続けるものです。
エアーファクトリーの電気代は51円でした!
空気清浄機は1日つけっぱなし。基本的に消さないので、1日通じて消費電力は変わりません。
綺麗な空気と引き換えに、家に居ても居なくても、毎日51円が出ていくわけですね。
なお、以下の記事では秋・冬の快適エアリー電気代も紹介しています。あわせてご覧ください。
快適エアリーの電気代は高いの?【結論:高いです】
今回は9月26日残暑の快適エアリー電気代を紹介しました。
もしこれが1年続くとしたら、いくらかかるでしょうか。
1年の電気代は?
(62円+51円)×365日=41,245円
1年間で約4万円も電気代がかかることになります。結構高いですよね。
私も最初は「1日100円くらいか」と缶コーヒー1本くらいで安いなと思っていましたが、塵も積もれば山となる。年換算すると意外と高いのです。
セキスイハイムに住み続ける限り発生する電気代
この4万円は、当然「セキスイハイムに住み続ける限り延々と支払わないといけない電気代」です。
10年で40万円。20年で80万円。30年で120万円。
さすがに耐用年数が来て故障すると思いますが、30年使うと軽自動車1台買えてしまうくらいのお金がかかるわけです。
元々高いセキスイハイムの住宅。電気代も高く支払いますか?
120万円を取るか、1年中温度変化が少なく綺麗な空気の部屋に住むのを取るか。
これからセキスイハイムで家づくりを検討しているのなら、その2択を真剣に検討してみましょう。
快適エアリーを付けた後は容易には取り外せませんからね。
本当に快適エアリー・セキスイハイムで家を建てたいのか?
ここまで読んでくれたあなたは、「セキスイハイムで家を建てたい」「快適エアリーを付けるかどうか迷っている」という人だと思います。
ですが、本当にセキスイハイムで家を建てたいのでしょうか?
「なんとなく有名だから」「地震に強そうだから」「あったかハイムのCMで気になったから」
建物本体だけでも2000万円を超えてしまうハウスメーカーで家を建てる理由としては、非常に弱いと思います。
少なくとも、
- ネットで他のハウスメーカーも隅々まで調べ上げる
- 10社以上から同じ間取り・条件で見積もりを貰って比較検討する
- 家づくりで絶対に外せない条件を明確にする
くらいは実践したうえでセキスイハイムに決めたのであれば良いと思います。
逆にそんなに調査もせず、セキスイハイムで建てようかと思っている人は、一度思い留まってもう一度ハウスメーカー選びからやり直したほうが良いです。
ハウスメーカー違いで数百万円もの節約になる
たとえばローコスト住宅だと建物本体で1000万円台で延床面積30坪くらいは余裕で立てることができます。
セキスイハイムで30坪となると、2000万円は絶対に超えます。これだけですでに1000万円の差です。めちゃくちゃデカいです。
どうしてもセキスイハイムで建てたいのであれば1000万円の差は問題ありません。ベンツに乗りたい人にスズキ軽自動車を勧めても満足しないのと同じです。
ですが、「絶対にセキスイハイムで建てたい」という理由が見つからないのに、何となく良さそうという理由だけで1000万円も借金を増やしてしまうことになります。
「既に頭金として100万円・200万円をセキスイハイムに支払っているから後戻りできないんです・・」
そんな人も居るでしょうが、たかだか200万円くらいなら十分に取り返すことは可能です。
重要なのは、「自分に適したコスパの良いハウスメーカーをいかに見つけ出すか」ということです。
たとえば「ラ・ヴィータエステート」というローコスト住宅メーカーだと、
- 延床面積30坪・4LDK
- 自然素材(シックハウス対策)
- 鉄筋コンクリートの全面ベタ基礎
- 耐震等級3
- 間取りはフリープラン(セキスイハイムのように制約は無い)
という家が本体価格1300万円(税別)で作れるそうです。
当然、サイトの情報を鵜呑みせず、詳細を営業に聞きに行くべきですが、セキスイハイムにこだわらずともコスパの良い住宅というのはいくらでも見つかるわけです。
こういうハウスメーカーもあることを踏まえた上で、それでもセキスイハイムに決めましたか?
多くのハウスメーカーを比較する簡単な方法
そうは言っても時間は有限です。
10社以上もハウスメーカーをイチイチ探すのは大変だし、仕事も忙しくて調べている暇もない。しかも同じ間取り・条件を毎回公式サイトから見積もり申し込むのも大変・・・。
そういう場合は、ハウスメーカーの一括見積サービスを利用すれば良いです。
例えばタウンライフでは、600社もあるハウスメーカーの中から、あなたの条件にあった間取りで見積もりを作ることができます。
一括比較サービスの利点
- ハウスメーカーをイチイチ自分で調べる手間がいらない → 時短できる
- モデルハウスに行かなくて良い → コロナ禍であまり出かけたくないのでちょうどよい。
- 土地も一緒に探せる → 1サイトだけで完結できる
3分程度の入力で、600社のハウスメーカーから比較できる時短ぶりは使わないと損です。
少なくとも、CMで見たことがあるからという理由だけでセキスイハイムに決めようとしている人は、絶対に見積もり比較したほうが良いです。
建てた後では後悔したくてもできません。住宅ローンの返済が始まってしまえば、後は定年まで返済しないといけなくなります。
家づくりの序盤こそ、多くのハウスメーカーを見比べて、自分に最適なコスパの良いハウスメーカーを見つけることに時間をかけるべきです。
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まとめ
今回の記事では快適エアリーの電気代(残暑Ver)を紹介しました。
1日あたり100円程度ですが、年間にすれば4万円もかかります。
しかも快適エアリー自体、本体価格100万円もする高級設備です。シャープの空気清浄機なら数万円で事足りるのですが。
もちろん、快適エアリーならではの良さはありますが、そこに本当に魅力を感じているのならセキスイハイムはおすすめです。
しかし、
- なんとなく大手だしセキスイハイムにしよう
- CMで見たからセキスイハイムにしよう
それくらいのモチベーションであれば、一度他のハウスメーカーも見比べてみてください。
きっともっと他に良いハウスメーカーが見つかりますよ。